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	<title>実習　環境整備　看護学生  |  看護教員にこブログ　</title>
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	<description>看護学生・看護師・看護教員の一歩前進を応援する</description>
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		<title>オムツをベッドサイドに置くということ（奥が深い環境整備）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 May 2022 05:23:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新人看護師・看護学生にもできる優しい援助]]></category>
		<category><![CDATA[環境整備]]></category>
		<category><![CDATA[オムツ]]></category>
		<category><![CDATA[実習　環境整備　看護学生]]></category>
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					<description><![CDATA[実は奥が深い環境整備。侮っていませんか？ 看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="danger-box"><span style="font-size: 18px;">実は奥が深い<strong>環境整備</strong>。侮っていませんか？</span></div>
<p>看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナースコールのセッティングも忘れずに。環境整備が終了したことを患者さんに告げて、つぎの部屋へ・・・。</p>
<p>流れ作業のように次から次へとこなしているように見える看護技術かもしれません。でも、実はすごく奥が深いのです。</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>患者さんの尊厳を意識した環境整備をしていますか？</strong></span></p>
<div class="blank-box sticky st-red"><strong><span style="font-size: 18px;">エピソード：オムツをベッドサイドに置くということ</span></strong></div>
<p>看護教員になってから、私は、患者さんのベッドサイドにオムツが置いてあるのを見ると、看護師をしていた時の自分の行動を思い出し、なんともせつない気持ちになります。</p>
<p>私が看護師として病棟で働いていた頃も、患者さんのベッドサイドにオムツが置いてあるのはよく見る光景でしたし、嫌な気持ちになることもありませんでした。寝たきりの患者さんの中には失禁をする方もおり、定期的にオムツ交換をする必要がありました。手際よく援助を行うためにも、取り出しやすい場所にオムツやおしり拭きを置いておくのが常でした。また、オムツの残りが少なくなると、いつ来るか分からないご家族に向けて、オムツの補充をお願いするメモをわかりやすく残しておくこともありました。</p>
<p>看護学校の教員となり、基礎看護技術を学生に教えるようになってから、私自身、“患者さんをどのような存在だととらえているのだろう”と考えるようになりました。</p>
<p>きっかけは、初めて病棟実習をする1年生を指導した時のことです。寝たきりの患者さんのところに学生と一緒に行くと、患者さんのベッドの脇にオムツが置いてありました。学生は、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-10 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/30936833773c6cd026a56536ca1ebef2-1-e1641007447617.png" alt="" width="498" height="498" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p><strong>失禁している患者さんなのですね</strong></p>
</div>
</div>
<p>と、いいました。オムツが目に入ったから、“失禁している患者さん”だと素直に思ったのだと思います。</p>
<p><span class="marker-under-red">初めての実習で出会った患者さんに対して、“失禁している患者さん”と学生に捉えさせてしまった</span>ことが、私はなんとも切なく、悲しく感じたのです。学生は、看護を学び始めたばかりで、看護師として、医療者としての考え方はまだまだできていません。言い方は良くないと思いますが、普通の、とてもやさしいお姉さんです。その<span class="marker-under-red">普通の感覚で患者さんのベッドサイドに立った時、目に入ったのがオムツで、“失禁している患者さん”だった</span>のでしょう。</p>
<p>私は内心、しまった！とも思いました。学校では、<span class="marker-under-red">看護の対象である人間を、“一人の生活者”として捉えましょうと教えていた</span>からです。それが、<span class="marker-under-red">オムツがそこにあるというだけで、“一人の生活者”ではなく、“失禁している患者さん”という捉え方になってしまった</span>のです。私は、学生にその寝たきりの患者さんを、“野菜作りの上手な、お孫さんに慕われている頑張り屋のおばあちゃん”と捉えてほしかったのです。今は寝たきりになってしまったけれど、リハビリを頑張っています。お孫さんの話をするとにっこり笑ってくれます。1人の人として全体的にとらえてほしい。<span class="marker-red">今までのその患者さんの生き方を含め、生活者としてとらえてほしいという願い</span>が私にはありました。</p>
<p>看護師として働いていた時には考えもしませんでしたが、ベッドサイドにオムツが置いてあるというだけで、こんなにも強い先入観を学生に持たせてしまうとは。その患者さんの<strong><span class="marker-red">“人としての尊厳”が簡単に損なわれてしまう</span></strong>ということに愕然としました。私は、自分の親に対して、“失禁している患者さん”と言われたら、激しく怒ると思います。「私の親は“失禁している患者”じゃありません。○○という名前の尊重されるべき1人の人間です。」と、今なら言うのではないかと思うのです。</p>
<p>このオムツ事件があってから、私は学生にこのように考えてもらうようになりました。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>オムツは患者さんにとっての “下着”だよね。自分の下着が他者から見えるところに置きっぱなしになっていたら、恥ずかしいよね。</p>
<p>友達があなたの家に遊びに来たとき、あなたの下着が部屋の中に干しっぱなしになっていたらどうする？すぐに見えないところに隠したり、しまったりするよね？患者さんも、恥ずかしい気持ちになるんじゃないかな。</p>
<p>もしあなたが事故で寝たきりになってしまって、仕方なくオムツを使っていたとする。友達がお見舞いに来た時に、オムツが置いてあったらどんな気持ちになるかな？</p>
</div>
</div>
<div class="danger-box"><span style="font-size: 18px;"><strong>まとめ</strong></span></div>
<p>看護師として働いていた私は、患者さんを一人の人として尊重して関わっていたつもりでしたが、患者さんの尊厳を守れていなかったのだと振り返りました。学生に看護を教えるなかで、気づくことができました。</p>
<p><span class="marker-under-red" style="font-size: 18px;"><strong>環境整備とは、患者さんの尊厳を守る援助でもあった</strong></span>のだなと考えるようになりました。</p>
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		<title>カーテンを少し開けておくことの意味（奥が深い環境整備）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 May 2022 01:45:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新人看護師・看護学生にもできる優しい援助]]></category>
		<category><![CDATA[環境整備]]></category>
		<category><![CDATA[実習　環境整備　看護学生]]></category>
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					<description><![CDATA[実は奥が深い環境整備。侮っていませんか？ 看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="st-red danger-box"><span style="font-size: 18px;"><strong>実は奥が深い環境整備。</strong>侮っていませんか？</span></div>
<p>看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナースコールのセッティングも忘れずに。環境整備が終了したことを患者さんに告げて、つぎの部屋へ・・・。</p>
<p>流れ作業のように次から次へとこなしているように見える看護技術かもしれません。でも、実はすごく奥が深いのです。</p>
<p><span style="color: #ff0000;"><strong>「環境整備は実習に来た学生さんにまかせておいて。学生さんでもできるでしょ？」なんて思っていませんか？</strong></span></p>
<p>私は、看護師の時、学生さんに環境整備をまかせた後も、必ず確認に行くようにしていました。環境整備と言えど、看護技術です。そして、看護の責任者は看護師である私自身です。患者さんの安全・安心・安楽をしっかりと守っていきたいですよね。それは、こんな出来事があったからなんです。</p>
<div class="blank-box sticky st-red"><span style="font-size: 18px; color: #800000;"><strong>エピソード：ベッド周囲のカーテンを10cm開けていることの意味</strong></span></div>
<p>50代の心不全のBさんを受け持った時のことです。</p>
<p>Bさんは大部屋で療養されていましたが、神経質なところがあり、常にベッド周囲はカーテンで覆われたままでした。環境整備のためベッド周囲を拭かせてもらうときも、カーテンの外から声をかけ、許可を得てから中に入り、「これを動かしてもいいですか？」と、一つひとつ確認しながら拭かせていただいていました。環境整備が終わって退室する時には、他に用事がないか確認し、カーテンをしっかりと閉めてから退室ました。そのようなやりとりを何度か繰り返すうちに、環境整備終了後、しばらくすると閉めたはずの廊下側のカーテンが、いつも10㎝だけ開いていることに気づきました。さっききちんとカーテンを閉めたはずなのに・・・。なぜだろう。</p>
<p>ある日、私は夜勤をしていました。24時を過ぎ、深夜勤務の看護師への引継ぎも迫っていたため、最後の巡視をしていました。ペンライトで足元を照らして音を立てないように静かに歩きながら、一人ひとりの患者さんの様子を見て回っていました。Bさんのベッドに行くと、やはり10cmだけカーテンが開いていました。Bさんの様子を確認し、気を利かせたつもりでカーテンを全部閉めました。すると、中から「少しだけ、カーテンを開けておいてくれないか。」と声がかかりました。私は、「プライバシーを守るためにも、しっかりと休むためにも、カーテンを閉めた方が良いと思ったのですが・・」と伝えましたが、Ｂさんは、「私に何かがあったら、すぐに気付いてもらえるでしょ。」と、話されました。Ｂさんは不整脈を患っており、徐脈による意識消失を経験された方でした。いつ不整脈が出現するか分からない怖さや不安があったのかもしれません。Ｂさんにとって、カーテンの10cmの隙間が、<span class="marker-under-red" style="color: #800000;"><strong>プライバシーを守り、何かがあったら看護師がすぐに気付いてくれるはずだという安心を得るための絶妙な隙間だった</strong></span>のだと思いました。そのことがあってから、Ｂさんだけでなく他の患者さんにも、「カーテンを閉めますね。」ではなく、次のように確認するようになりました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><strong><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></strong></figure>
<div class="speech-name"><strong>教員にこ</strong></div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p><strong>「カーテンを全部閉めた方がいいですか？」</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>「窓側を空けておきますか？廊下側だけ閉めておきますか？」</strong></p>
</div>
</div>
<p>そのように確認するようになってから、カーテンの閉め方ひとつ、患者さんの数だけ、様々なパターンやこだわりがあることがわかりました。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-17 sbs-stn sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/05/-e1653009670872.jpg" alt="シンプル" width="82" height="58" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>・日差しが強くてまぶしい。暑いから、窓側のカーテンを閉めてほしい。</p>
<p>・廊下を歩いている人に見られたくないから、廊下側のカーテンだけ閉めてほしい。窓から見える景色は見たい。</p>
<p>・目の前のベッドの方と仲良しだから、日中だけ目の前のカーテンを開けてほしい。夜間は閉めてほしい。</p>
<p>・自分は絶食中だから、食事の時間はカーテンを閉めてほしい。食事を見たくないし、においも気になる。</p>
<p>・化学療法中、副作用が強いときは、カーテンを閉め切ってほしい。心配されたくないし、気を遣わせるのも申し訳ない。吐くかもしれない。　　などなど。</p>
</div>
</div>
<div class="danger-box"><span style="font-size: 18px;"><strong>まとめ</strong></span></div>
<p>患者さん一人ひとり、安心できる環境、療養環境に求めているものは違うのだということに気づかされました。よく学生が、<span class="marker-under-red"><strong>「患者さんに寄り添った看護がしたい。」</strong></span>と言います。寄り添うとは、話をじっくり聞いたりすることもそうだと思いますが、このような<span class="marker-under-red"><strong>患者さんにあった環境整備をすることも、「寄り添った看護」</strong></span>ではないでしょうか。</p>
]]></content:encoded>
					
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		<title>病室の換気をすること（奥が深い環境整備）</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 19 May 2022 14:34:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新人看護師・看護学生にもできる優しい援助]]></category>
		<category><![CDATA[環境整備]]></category>
		<category><![CDATA[実習　環境整備　看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[換気]]></category>
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					<description><![CDATA[実は奥が深い環境整備。侮っていませんか？ 看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="danger-box"><strong><span style="font-size: 18px;">実は奥が深い環境整備。</span></strong><span style="font-size: 18px;">侮っていませんか？</span></div>
<p>看護学校で一番はじめに習う技術が環境整備。患者さんのベッド周りをきれいに整理整頓して、環境清拭用クロスで拭きとって、リネン類を整えて。患者さんの私物をもとの位置に戻したら終了。ナースコールのセッティングも忘れずに。環境整備が終了したことを患者さんに告げて、つぎの部屋へ・・・。</p>
<p>流れ作業のように次から次へとこなしているように見える看護技術かもしれません。でも、実はすごく奥が深いのです。</p>
<p><span class="marker-red">病室内の空気を新鮮な空気に入れ替えることも、大切な看護</span>です。皆さんは、意識して行っていますか？</p>
<div class="blank-box sticky st-red"><span style="font-size: 18px;"><strong><span style="color: #800000;">エピソード：病室の換気をすること</span></strong></span></div>
<p>私が看護学校１年生の時の話です。２０年以上も前のことですが、いまだに覚えています。</p>
<p>当時は３年の先輩が担当する患者さんがいた病室に、私が担当する寝たきりのAさんもいらっしゃいました。初めての臨地実習で、どのようにAさんと接すればよいのか、実習で何をすればよいのか全く分からず、ただただ、Aさんのところに行き、天気の話など、取り留めのない話をしては時間をつぶしていました。今考えると、看護の対象を理解する。対象との関係性を築く。看護とは何かを考える実習だったのかもしれません。当時の私は、本当に何も考えていない学生でした。３年の先輩は、私の相談役でした。（今では考えられない実習スタイルです！）</p>
<p>その日もナースステーションにいるのがいたたまれなくなった私は、Aさんのところに行き、いつも通り世間話をしていました。先輩が病室に入ってきました。先輩は、担当患者さんのところに行くと、</p>
<p>「窓をあけてもいいですか？今日は少し肌寒いですが、すごくいい天気なんですよ。気持ち良い風が吹いているんです。空気の入れ替えをしませんか？」</p>
<p>と、提案していました。先輩の「窓を開けますね。」という病室全体に響く声とともに、廊下のドアが開けられ、窓が開け放たれました。すると、<strong><span style="color: #800000;">サーッと気持ちの良い風</span></strong>が病室内に入ってきました。なんて気持ちがいい風なのだろう。病室特有の何とも言えないにおい、消毒薬のにおい、食事のにおい、何日も入浴できていない時の少し汗ばんだにおい、うっすらとした排泄物のにおい。それらのにおいが一気に流されて、何とも心地の良い気分になりました。初めての実習でしたが、いつの間にかその<strong><span style="color: #800000;">病室特有のにおい</span></strong>に慣れ、「病院とはこういうものだ」と思ってしまっている自分に気づかされた瞬間でした。慣れって恐ろしい・・・。</p>
<p>そして、<strong><span style="color: #800000;">Aさんをみると、なんとも清々しい笑顔をしていました。</span></strong>空気を入れ替えただけで、なんでこんなに嬉しそうな笑顔になったのだろう。あの時は不思議でしょうがなかったのですが、今ならなんとなくわかる気がするのです。風に乗って届いた新鮮な空気の匂い、空気の冷たさや風の流れを感じ、季節の移ろいを五感で感じること。療養生活では、そんなささいな変化を感じることが、<strong><span style="color: #800000;">自分が生きていることの実感</span></strong>であったり、<span style="color: #800000;"><strong>生きる支え</strong></span>になったり、<span style="color: #800000;"><strong>生きていてよかったと思える瞬間</strong></span>になりうるのではないかと思うのです。もちろん、病室特有のにおいがなくなることで、清々とした気持ちにもなるでしょう。</p>
<p>3年の先輩がそこまで考えて窓を開けたとは思いませんが、当時の私は、<strong><span style="color: #800000;">病室の空気が淀んでいることに気づいて空気の入れ替えを提案し、自分の担当患者さんだけでなく、病室の患者さん全員に配慮している先輩の姿</span></strong>がとっても格好よく感じられました。</p>
<div class="st-red danger-box"><strong><span style="color: #800000;">まとめ　フローレンス・ナイチンゲール（Florence Nightingale）の「看護覚え書」より</span></strong></div>
<p><span style="color: #800000;"><strong>「看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさを適切に保ち、食事を適切に選択し管理すること、 こういったことのすべてを、患者の生命力の消耗を最小にするように整えることを意味すべきである。」</strong></span></p>
<p><span style="color: #800000;"><strong>「看護がなすべきこと、それは自然が患者に働きかけるに最も良い状態に患者を置くことである。」</strong></span></p>
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