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	<title>コミュニケーション  |  看護教員にこブログ　</title>
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	<description>看護学生・看護師・看護教員の一歩前進を応援する</description>
	<lastBuildDate>Fri, 10 Feb 2023 12:38:01 +0000</lastBuildDate>
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		<title>その31：基礎看護実習　患者さんとのコミュニケーション指導④</title>
		<link>https://nursing-t-niko.com/basic-nursing-practice-communication-guidance-with-patients4/</link>
					<comments>https://nursing-t-niko.com/basic-nursing-practice-communication-guidance-with-patients4/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 10 Feb 2023 12:38:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護教員にこの実習指導の実際]]></category>
		<category><![CDATA[1年生]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[基礎看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[実習初日]]></category>
		<category><![CDATA[実習指導者]]></category>
		<category><![CDATA[座る位置]]></category>
		<category><![CDATA[指導案]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護教員]]></category>
		<category><![CDATA[苦手意識]]></category>
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					<description><![CDATA[基礎看護実習、初日の指導案を解説します。 基本設定は、 基礎看護実習１（7日間） 実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る 実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション 　　　　　看護師と共に、看護援助を体験す [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>基礎看護実習、初日の指導案を解説します。</h2>
<p>基本設定は、</p>
<div class="info-box">
<p style="color: #333333;"><strong>基礎看護実習１（7日間）</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション</strong></p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;"><strong>　　　　　看護師と共に、看護援助を体験する</strong></p>
<p><span style="color: #333333;"><strong>実習時間：8時30分～16時30分（昼休憩1時間）</strong></span></p>
</div>
<p>です。</p>
<p><span style="color: #333333;">それぞれの看護学校や大学によって、先生方の考え方によって、実習での指導方法は様々だと思います。</span></p>
<p>これは、<span class="marker-under-red"><strong>教員にこが、10年間実習指導を続けてきた中での、</strong></span><span class="marker-under-red"><strong>私なりの工夫が盛り込まれた指導方法</strong></span>です。</p>
<p>私自身の失敗や体験に基づいたものなので、参考までに、ということで、お願いいたします。</p>
<p>私が大事だと考えている以外にも、大切なことがあるかもしれませんが。</p>
<p>私の学びを看護教員や看護師さん、実習指導者の皆さんと共有でき、お役に立てたら嬉しいです。</p>
<h2>学生が担当患者さんと会話している場面を観察する。</h2>
<p>前回は、</p>
<ul>
<li>学生が実習で患者さんと関係性を築いていくうえでの「患者さんとの距離感」</li>
<li>患者さんだけでなく、学生にも「パーソナルスペース」があり、それをふまえたコミュニケーションの支援が必要</li>
</ul>
<p>ということについて、解説しました。</p>
<p>今回は、<span style="font-size: 18px;"><strong>「</strong><strong>学生が患者さんと会話をしているときの位置・場所</strong></span><strong style="font-size: 18px;">」</strong>について、解説したいと思います。</p>
<p>学生がナースステーションにいないときは、自分の担当患者さんのところにいることが多いので、私も学生が担当する患者さんのところに向かいます。</p>
<p>学生が患者さんとどのように関わっているか、確認するためです。</p>
<p>また、患者さんのところに学生がいなかったとしても、学生が受け持たせていることへの感謝の気持ちを伝え、学生との関わりで感じていらっしゃることなどをうかがいます。</p>
<p>また、それとなく、症状や治療の状況をうかがい、観察させていただきます。</p>
<p>学生は、患者さんと関わり始めたばかりなので、患者さんからのクレームなどはまだありません。</p>
<p>患者さんからは、</p>
<p>「緊張していたけど、きちんと挨拶していったよ。」</p>
<p>「素直な、いい子だね。」</p>
<p>などと、好意的に学生を受け入れてくださっています。良かったと、ほっとします。</p>
<p>ただ、学生が患者さんとお話している姿を見て、</p>
<p>「おやおや、これは・・・（助言が必要だな）。」</p>
<p>という場面が、結構あります。</p>
<p>学生は、丁寧に挨拶をし、患者さんを尊重した態度で言葉遣いにも気をつけながら会話をしているのですが。</p>
<p>学生の立っている位置が、とても残念なことが多々あるのです。</p>
<h2>患者さんが気持ちを話しやすい位置・場所で会話しているかな？</h2>
<p>患者さんと会話をする上では、患者さんが話しやすいように配慮することが大切です。</p>
<p>看護師さんであれば、患者さんの症状や治療の状況、ベッド周囲の環境や会話の内容に合わせて、自分が立つ位置を考えながら会話をしていると思います。</p>
<p>ですが、学生は担当して間もない患者さんと関係性も十分に築けていない状況において、効果的な立ち位置を考えて会話をするのが難しいです。</p>
<p>学生は、「とにかく、患者さんとお話をして、仲良くなろう。」という気持ちで、</p>
<p>勇気をだして患者さんのところに行き、失礼がないように、言葉遣いに気をつけて話すのが精一杯です。</p>
<p>そんな学生の患者さんとの会話の様子を見てみると、患者さんと学生の位置関係が、とっても残念なんです。</p>
<div class="warning-box">
<p style="color: #333333;"><strong>私が観察した学生と患者さんの残念な位置関係①</strong></p>
<ul style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">
<li>患者さんがベッドで臥床している。学生はベッドの足もとから立位で声をかけている。</li>
<li>患者さんがベッドで臥床している。オーバーテーブルがあるため、学生はベッドの足元にある椅子に座り、患者さんに声をかけている。</li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;">患者さんがベッドで臥床している。患者さんは右手に点滴をしているため、学生はベッドの足元にある椅子に座り、点滴スタンドをはさんで患者さんに声をかけている。</li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;">患者さんがベッドで臥床している。学生は患者さんの枕元で床に立膝になり、ベッド柵をはさんで声をかけている。</li>
</ul>
</div>
<p>「学生が、臥床している患者さんを見下ろしているよー。」</p>
<p>「臥床している患者さんが、一生懸命学生の顔を見ようと、頭部を持ち上げているよー。」</p>
<p>「臥床している患者さんが、ベッド柵の隙間から学生と目線を合わせようと頑張っているよー。」</p>
<p>・・・。</p>
<p>学生の一生懸命な様子に、患者さんが応えようとしてくださっているのですが。</p>
<p>私は、なんだか申しわけない気持ちになります。</p>
<div class="warning-box">
<p style="color: #333333;"><strong>私が観察した学生と患者さんの残念な位置関係②</strong></p>
<ul>
<li style="color: #333333;">患者さんがベッド上で座位になっている。その真正面で学生が患者さんと向き合い、椅子に座って会話している。</li>
</ul>
</div>
<p>学生は、患者さんと目を合わせて会話をしています。</p>
<p>一見、良いような気がしますが、患者さん・学生共に緊張感がなんとなく漂っています。</p>
<p>もっと、やわらかい雰囲気で会話ができるといいのだけど・・・。</p>
<div class="warning-box">
<div style="color: #333333;"><strong>私が観察した学生と患者さんの残念な位置関係③</strong></div>
<ul style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">
<li style="margin-bottom: 0.2em;">右耳がよく聞こえない臥床している患者さんに対して、学生は右側から話しかけている。左側のベッドには違う患者さんがいらっしゃった。</li>
</ul>
</div>
<p>隣のベッドに患者さんがいらっしゃったので、遠慮したのかもしれませんが、学生は、一回一回左耳に顔を近づけて話しかけていました。</p>
<p>学生も、患者さんも会話に集中することができたでしょうか・・・。</p>
<p>また、患者さんの表情や反応をしっかりと確認しながら会話ができたでしょうか。</p>
<h3>患者さんと会話をする時の最適の位置：斜め45度の位置</h3>
<p>患者さんと関係性を築くため、コミュニケーションをはかろうとするときには、「斜め４５度」の位置がとても有効です。</p>
<p>学生と患者さんの目線がずっと合うことはなく、自然な会話を生みやすいのです。</p>
<p>また、会話のなかで表情を見たいときには表情を見ることができます。</p>
<p>実は、私自身もこの位置関係を有効活用しています。</p>
<p>例えば、学校で学生が「ちょっと相談したい事があるんですけど・・・。」</p>
<p>と、私の顔色を伺いながら申しでたときは、何気なく学生のプライバシーが確保できる場所に学生を誘導し、<strong>学生から斜め方向の角度になる位置</strong>に座ります。</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>四角いテーブルの角が直角になる1辺ともう1辺に、学生と私で座るのがベスト</strong></span>です。</p>
<p>そうすることで、もし相談事が打ち明けにくい内容だった場合も、学生は自分のペースで、落ち着いて話せるようになります。</p>
<p>学生の真正面に誰もいないので、学生の<span class="marker-under-red"><strong>目線は自分の好きな方向に</strong></span>飛ばしておいて大丈夫ですし。</p>
<p>学生の<span class="marker-under-red"><strong>正面に誰もいないことで、自分だけのプライベートな空間が確保されているという安心感</strong></span>が得られます。</p>
<p>どうしても、学生より教員の方が立場が強くなりがちなので、学生と教員の<span class="marker-under-red"><strong>間にテーブルなどがあった方が、学生にとって、安心感が得られる</strong></span>とも感じます。</p>
<p>この、<span class="marker-red" style="font-size: 18px;"><strong>斜め45度、四角いテーブルの角が直角になる1辺ともう1辺に、学生と患者さんが座るのがベスト</strong></span>だと考えます。</p>
<p><strong>実習での「学生と患者さんの残念な位置関係</strong><strong>」</strong>の場合、</p>
<div class="warning-box">
<p style="color: #333333;"><span style="font-size: 18px;"><strong>①　患者さんが自分で起き上がることができない場合</strong></span></p>
<p style="color: #333333;">➡ベッドアップが可能であれば、ベッドアップして45度の位置関係で患者さんと目線を合わせて会話をする。</p>
<p style="color: #333333;">➡患者さんにオーバーテーブルを動かしてよいか確認し、学生が座れる場所・位置を確保して会話する。</p>
<p style="color: #333333;">➡看護師に相談し、患者さんの点滴ラインやスタンドを動かして、場所・位置を確保して会話する。</p>
<p style="color: #333333;">➡看護師に相談し、学生が患者さんの側にいる時はベッド柵を降ろし、場所・位置を確保して会話する。</p>
<p style="color: #333333;"><span style="font-size: 18px;"><strong>②　学生が患者さんと正面で向き合って会話している。</strong></span></p>
<p style="color: #333333;">➡斜め45度の位置関係で、患者さんと会話する。</p>
<p style="color: #333333;"><strong><span style="font-size: 18px;">③　右耳がよく聞こえない臥床している患者さんに対し、学生は右側から話しかけている。</span></strong></p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">➡患者さんや看護師さん、隣の患者さんに確認し、患者さんの左側に座る場所・位置を確保して会話する。</p>
</div>
<p>例えば、上記のように患者さんの体位を整えたり、場所を確保したり、学生の座る位置を配慮したら。</p>
<p>患者さんにとっても、学生にとっても、会話のしやすい環境になるのではないでしょうか。</p>
<p>初めての実習なので、学生は、</p>
<p>「患者さんのプライベートな空間にあるものを、出来るだけ触ったり動かしてはいけない。」</p>
<p>「患者さんの体位を整えるなんて、絶対無理。できるか不安。怖い。」</p>
<p>「点滴なんて、まだ習っていない。何をどう注意したらいいかわからないし、触らない方が無難。」</p>
<p>などと考え、出来るだけ当たり障りなくやり過ごそうとします。</p>
<p>当然といえば当然の反応です。</p>
<p>患者さんと会話する時に、看護師さんの何気なく行っていることが、学生にとって、とてもハードルが高い行動の場合があります。</p>
<p>看護師さん達は、担当されている患者さんのケアで忙しいので、学生のこのような状況があれば、出来る限り私が助言するようにしています。</p>
<h3>出来れば避けてほしい患者さんと会話をする時の位置</h3>
<h4>学生が患者さんの真正面に座る</h4>
<p>学生は、しっかりと患者さんのお話を聴こうとして、患者さんの真正面に座ることがあります。</p>
<p>一般的に、説明をする時や真剣な話をする時に、相手の目の前に座ることが多いと思います。</p>
<p>正面に座ると、相手の目を見ながら話ができ、うなずきなどの相手の反応がしっかり確認できます。</p>
<p>また、自分の表情を相手に見てもらうことで、真剣な気持ちや嬉しい気持ちなど、感情を伝えやすくなります。</p>
<p>でも、正面に座って会話をすることで、相手に威圧感や緊張感を与えてしまう場合もあります。</p>
<p>例えば、面接試験では、試験官が正面にいて、とても緊張したり圧迫感を感じますよね。</p>
<p>学生が担当する患者さんは、年配の方が多いので、緊張したり圧迫感を感じることは少ないかもしれませんが。</p>
<p>患者さんと関係性ができていない状況では、学生は、緊張が強くなってしまい言葉がでてこなくなってしまうこともあります。</p>
<p>患者さんとの関係性ができてきたら、真正面に座るのも良いかもしれませんが。</p>
<p>最初のうちは、避けた方が良いかもしれませんね。</p>
<h4>学生が患者さんの真横に座る</h4>
<p>学生が、自分からいきなり患者さんの真横に座ることはないと思いますが。</p>
<p>患者さんと一緒に散歩に行った時や、患者さんのリハビリを見学をしている時などに、患者さんに「座りましょう。」と、促されるかもしれません。</p>
<p>皆さんに、考えてもらいたいのですが、自分の真横に座ってもゆるされる人というのは、家族や友人、パートナーなど、気心が知れている人ですよね。</p>
<p>つまり、真横に座れるということは、お互いの親密度が高いといえますし、親密度を増すための位置関係であるともいえます。</p>
<p>しかし、相手が真横にいると、表情がわかりづらく、距離も近いために相手のパーソナルスペースに侵入している可能性も高くなります。</p>
<p>また、学生は健康な方と接しているのではなく、療養中の患者さんと接しています。</p>
<p>会話の最中に、患者さんの体調が変化することもあるかもしれません。疲れが出てしまうかもしれません。</p>
<p>学生が患者さんの真横にいたのでは、そのような変化に気づくことはできないかもしれませんね。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>学生は初めて療養中の患者さんとお話します。</p>
<p>患者さんと話す時の座る位置も、手探りの状態です。</p>
<p>看護師さんは、患者さんとのコミュニケーションを日常的にとっています。</p>
<p>看護師さんは、コミュニケーションスキルを学んだことがなかったとしても。トレーニングをしたことがなかったとしても。</p>
<p>日々患者さんと向き合い、誠実に看護実践を積み重ねていく中で。</p>
<p>トライ&amp;エラーを数えきれないほど繰り返しながら、患者さん一人ひとりにあったコミュニケーション方法を選択し、実践しています。</p>
<p>そんな看護師さんのコミュニケーションスキルは、ものすごく高いです。</p>
<p>学生のコミュニケーションの様子を見ると、もどかしく感じるかもしれませんが。</p>
<p>暖かい目で見守りながら、小さな階段を一歩一歩登る学生を支援していただきたいと思います。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>その30：基礎看護実習　患者さんとのコミュニケーション指導③</title>
		<link>https://nursing-t-niko.com/basic-nursing-practice-communication-guidance-with-patients3/</link>
					<comments>https://nursing-t-niko.com/basic-nursing-practice-communication-guidance-with-patients3/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Feb 2023 12:48:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護教員にこの実習指導の実際]]></category>
		<category><![CDATA[1年生]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[パーソナルスペース]]></category>
		<category><![CDATA[基礎看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[実習初日]]></category>
		<category><![CDATA[実習指導者]]></category>
		<category><![CDATA[指導案]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
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					<description><![CDATA[基礎看護実習、初日の指導案を解説します。 基本設定は、 基礎看護実習１（7日間） 実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る 実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション 　　　　　看護師と共に、看護援助を体験す [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>基礎看護実習、初日の指導案を解説します。</h2>
<p>基本設定は、</p>
<div class="info-box">
<p style="color: #333333;"><strong>基礎看護実習１（7日間）</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション</strong></p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;"><strong>　　　　　看護師と共に、看護援助を体験する</strong></p>
<p><span style="color: #333333;"><strong>実習時間：8時30分～16時30分（昼休憩1時間）</strong></span></p>
</div>
<p>です。</p>
<p><span style="color: #333333;">それぞれの看護学校や大学によって、先生方の考え方によって、実習での指導方法は様々だと思います。</span></p>
<p>これは、<span class="marker-under-red"><strong>教員にこが、10年間実習指導を続けてきた中での、</strong></span><span class="marker-under-red"><strong>私なりの工夫が盛り込まれた指導方法</strong></span>です。</p>
<p>私自身の失敗や体験に基づいたものなので、参考までに、ということで、お願いいたします。</p>
<p>私が大事だと考えている以外にも、大切なことがあるかもしれませんが。</p>
<p>私の学びを看護教員や看護師さん、実習指導者の皆さんと共有でき、お役に立てたら嬉しいです。</p>
<h2>学生が担当患者さんと会話している場面を観察する。</h2>
<p>学生は、実習目標である「看護の対象を理解」しようと、実習が始まる前から準備をしてます。</p>
<p>実習でポケットに入れて持ち歩いているメモ帳に、患者さんに尋ねる内容のリストを作っているのです。</p>
<ul>
<li>ヘンダーソンの「基本的欲求14項目」</li>
<li>ゴードンの「11の機能的健康パターン」</li>
<li>WHOの「健康の定義：肉体的・精神的・社会的・（霊的）」</li>
</ul>
<p>など、看護学概論で学んだことをベースに準備している学生が多いように思います。</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>全ての項目を網羅しないと、聞きださないと、対象理解ができないと思っているかのよう</strong></span>です。</p>
<p>このまま、学生を患者さんのところに向かわせてしまうと、患者さんが質問攻めにあってしまいます。</p>
<p>患者さんは、学生の学習のために療養しているのではありません。</p>
<p>自分の疾患を治療したり、コントロールするために入院されています。</p>
<p>患者さんのご厚意で、学生は担当させていただきます。</p>
<p>なので、学生の<strong>頑張るぞー</strong>という前向きな思いが、逆に患者さんの療養上の負担にならないようにと思いながら。</p>
<p>学生に、エールを送ります。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>みんなは、誰かの役に立ちたい。病んでいる人のために頑張りたいという気持ちで、看護師を目指しているんだよね。</p>
<p>今日から、初めて患者さんと関わります。</p>
<p>その優しい気持ちを大事に、患者さんと向き合ってください。</p>
<p>入院されているということは、どこかしら、つらかったり不安だったり苦しかったりするかもしれませんね。</p>
<p>その一番手当てが必要なところに気がつける優しさが、看護師には必要だと思います。</p>
<p>みんなも、そのつらさを知ろう・わかろうという思いで、患者さんに向き合ってみてください。</p>
<p>患者さんが辛そうだな、とか、疲れてそうだなと思ったら、患者さんにお尋ねし、会話をきりあげましょうね。</p>
<p>看護師さんに、「15分ほどベッドサイドで会話をしたのですが、お疲れの様子だったので戻ってきました。」など、報告も忘れずにしましょう。</p>
<p>最初は、患者さんに声をかけるのにも勇気がいると思いますが、皆さんなら大丈夫だと思いますよ。</p>
<p>どうしても勇気がでないときは、私がいますからね。</p>
<p>一緒に患者さんのところに行きましょう。</p>
<p>それでは、皆さん、いってらっしゃい！</p>
</div>
</div>
<p>そして、学生が患者さんのところに行き、担当患者さんと会話が始まったかどうかを、それとなく見て回ります。</p>
<p>患者さんと学生が会話をしている様子を見守る視点として、私が重要視しているのは、患者さんと学生の距離です。</p>
<h2>患者さんと良好な関係を築きやすくなる距離感で会話しているかな？</h2>
<p>看護師さんは、バイタルサイン測定や清潔ケア、採血や点滴管理など、患者さんの身体に触れる機会が多いです。</p>
<p>また、個別性をふまえたコミュニケーションスキルが高く、患者さんとの信頼関係も築けています。患者さんとの距離感も絶妙です。</p>
<p>（患者さんが看護師さんを信頼している分、患者さんと看護師さんの距離が近いように思います。）</p>
<p>見ていて、すごいなぁと感心します。</p>
<p>しかし、学生が看護師さんを真似て患者さんと会話しようとすると、うまくいきません。</p>
<p>理由の一つは、<span class="marker-red"><strong>患者さんとの距離</strong></span>です。</p>
<p>患者さんとの関係性ができていないのに、近づきすぎたり遠すぎたりするためです。</p>
<h3>患者さんにも、学生にも、パーソナルスペースがある。</h3>
<div class="danger-box">
<p style="color: #333333;"><span style="font-size: 18px;"><strong>パーソナルスペースとは、</strong></span></p>
<p style="color: #333333;">他人に近付かれると不快に感じる空間のこと。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、個人の性格やその相手によっても差がある。一般に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く（ある程度近付いても不快さを感じない）、逆に敵視している相手に対しては広い。</p>
</div>
<p>つまり、</p>
<ul>
<li>パーソナルスペースは親しい人には狭く、関係が浅い人には広くなる</li>
<li>パーソナルスペースに侵入されると「不快」に感じる</li>
</ul>
<p>ということです。</p>
<p>他人が自分のパーソナルスペースに入り込むと不快に感じるため、無意識に距離をとろうとしたり。</p>
<p>さほど親しくない人が、いきなり近くに来てビックリしたり、失礼な人って思ったりしますよね。</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>学生は、看護師さんの行動を見よう見まねで、患者さんとのコミュニケーションを頑張ろうとする</strong></span>のですが。</p>
<p>患者さんのパーソナルスペースにいきなり飛び込んでしまったり。</p>
<p>我慢しながら、自分のパーソナルスペースを狭くして頑張っていることもあります。だんだんつらくなります。</p>
<p>最終的には、患者さんから嫌な顔をされてしまったり。</p>
<p>コミュニケーションに苦手意識を持ったまま実習を終えてしまうことがあるため、そのようなことにならないように、支援したいと考えています。</p>
<p>よく、学生カンファレンスで、「患者さんとのコミュニケーション」について取り上げます。</p>
<p>学生からは、</p>
<ul>
<li>初めての実習で患者さんと上手に関われているか不安</li>
<li>患者さんとどのような距離感で話せばいいかわからない</li>
<li>いつも患者さんと関わるのに時間がかかる、または上手く関われずに実習が終わりそう</li>
<li>人と関わるのが苦手。挨拶が精一杯で、なかなか会話が続かない。</li>
</ul>
<p>などの相談があるのですが。</p>
<p>カンファレンスでの学生の説明や相談を聞いただけでは状況がよくわかりません。</p>
<p>私が助言しても、的を得た助言になっていなかった時もありました。</p>
<p>（学生の表情や反応がいまいちでした。）</p>
<p>そこで、実習の早い段階で、学生と患者さんとの会話の様子を観察するようにしました。</p>
<p>そうしたところ、</p>
<ol>
<li>患者さんが不快に思う距離感（患者さんのパーソナルスペース）を把握していない学生がいる。</li>
<li>学生個々のパーソナルスペースに配慮したコミュニケーション上の助言が必要である。</li>
</ol>
<p>という考えに至りました。</p>
<h3>患者さんが不快に思う距離感を把握していない学生への支援</h3>
<p>一般的に、パーソナルスペースには以下の４つの距離があります。</p>
<div class="danger-box">
<p><span style="font-size: 18px;"><strong>パーソナルスペースの4つの距離</strong></span></p>
<ol>
<li><strong>公衆距離（350cm以上）：講演会などでみられる距離。</strong>相手との距離が離れているため顔や表情がわかりずらく、個人的なやりとりが困難な状態。路上や電車のホームなどでこの距離を保つことが出来ていれば相手に不快に思われることはほとんどありません。</li>
<li><strong>社会距離（120～350㎝）：同僚や上司、取引先での接待で用いられる距離。</strong>会議などのビジネスで多く用いられ、テーブル越しに会話する距離。初対面の相手や面接での距離に最も適していると言われています。看護実習の場面で言うと、指導者への報告・面談などが当てはまります。</li>
<li><strong>個体距離（45～120㎝）：相手の表情がわかり、手を伸ばせば体に触れることができる距離。</strong>ある程度関係性が構築出来ている親しい友人や恋人、家族との距離。看護実習の場面でいうと、患者さんの清潔ケアなどをする時が当てはまります。</li>
<li><strong>密接距離（0～45㎝）：恋人や家族など許された人のみが立ち入ることが出来る距離。</strong>会話よりスキンシップを目的とした距離。赤ちゃんへの愛情表現など。</li>
</ol>
</div>
<p>周囲の状況を見ながら行動できる学生（空気が読める学生）は、患者さんとの距離感を掴むのが比較的上手です。</p>
<p>いきなり患者さんのパーソナルスペースに入ることはありません。</p>
<p>学生が患者さんと関係性ができていない状況で会話をするときは、社会距離（120～350㎝）から始めるとよいと思うのですが。</p>
<p>「看護師さんのように、患者さんと関わってみよう。」とか、</p>
<p>「いつも消極的だから、実習では積極的に頑張りたい。」とか、</p>
<p>「患者さんと仲良くなりたい。色々なお話を聞きたい。」と思っていると。</p>
<p>気持ちが前に出すぎて、個体距離（45～120㎝）を取っていることがあります。</p>
<p>いつもなら、空気が読めて行動できる学生も、初めての実習で緊張してしまい、患者さんのパーソナルスペースに入ってしまっていることもあります。</p>
<p>そんな時は、患者さんとの会話の区切りがついたところで、学生に声をかけます。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>〇〇さん、患者さんとお話できたかな。</p>
<p>さっき、〇〇さんと患者さんがお話しているところを見て、</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>患者さんとの距離が近いように思った</strong></span>んだ。</p>
<p>関わり始めたばかりだけど、関係性ができてきたのかな。</p>
</div>
</div>
<p><span class="marker-under-red"><strong>私が感じたことをそのまま伝える</strong></span>ことがポイントです。</p>
<p>良い、悪いの判断は加えません。</p>
<p>学生は、自分が患者さんと会話をしていた場面の印象を、第三者（教員）から客観的に伝えられることで、少し冷静になることができます。</p>
<p>そして、患者さんと会話していた時のことを落ち着いて振り返ることができます。</p>
<p>初めての実習では、患者さんと会話ができただけでも嬉しくなってしまうものです。</p>
<p>このように、学生に声をかけるだけでも、学生は<strong>ハッ</strong>とします。</p>
<p>いつもの自分を取り戻せたら、会話を振り返ることができ、次からのコミュニケーションに活かしていくことができます。</p>
<p>なお、中には<strong>ハッ</strong>としない学生もいるので、その時には、気づけるように具体的に指導を加えていきます。</p>
<p>「相手のことが良くわからないのに、近いところで話しかけられたら、あなたはどう思う？」</p>
<p>「さっき、あなたと患者さんが話していた距離感は、あなたの負担になっていませんでしたか？」</p>
<p>などです。</p>
<p>その時の状況によって、指導の内容は変わりますが、</p>
<ul>
<li>患者さんにとって不快な距離感ではなかったか</li>
<li>学生自身の負担となる距離感ではなかったか</li>
</ul>
<p>といった視点で助言していきます。</p>
<p>学生が、「次は、そうしてみよう！」と、気楽に、そしてすぐに取り組めるような助言を意識しています。</p>
<p>「患者さんのところに行くのが楽しみ。次は、このようにアプローチしてみよう。」と、</p>
<p>学生が思えるような指導を心がけています。</p>
<h3>パーソナルスペースが狭い傾向の学生への支援</h3>
<p>患者さんも個別的な存在ですが、学生も個別性のある尊重されるべき存在です。</p>
<p>そのため、学生個々のコミュニケーションの傾向を見きわめて助言をする必要があります。</p>
<p>パーソナルスペースが狭い傾向の学生は、基本的に人と接するときの距離感が近いです。</p>
<p>パーソナルスペースが狭い学生の特徴としては、</p>
<ul>
<li>社交的</li>
<li>自分に自信がある</li>
<li>客観的に物事を考える</li>
<li>外への関心が強い</li>
<li>異性の友達が多い</li>
</ul>
<p>つまり、社交的で、誰とでもすぐに友達になれるという特徴があります。</p>
<p>また、自分に自信があるため、実習でも積極性があります。</p>
<p>教員に対しても、親しみを持って接してくる学生が多いように思います。</p>
<p>しかし、自分のパーソナルスペースが狭いため、相手のパーソナルスペースに必要以上に踏み込んでしまう可能性もあります。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>〇〇さん、あなたはその距離感でも問題ないかもしれないけど、患者さんにとってはどうかしら。</p>
</div>
</div>
<p>「〇〇さん、あなたの友達となら、その距離感でいいかもしれないけど、患者さんとならどうかな。」</p>
<p>「〇〇さん、あなたのご両親や、おじいちゃん、おばあちゃんならいいかもしれないけど、あなたよりも長く生きていらっしゃるご年配の方に、その態度や言葉遣いはどうかな。」</p>
<p>・・・。</p>
<p>学生によって。患者さんによって。また、状況によって。</p>
<p>助言する内容や、言い方、助言する場所にも配慮します。</p>
<p>ナースステーション内で、軽く助言することもあれば。</p>
<p>他の学生や看護師さん達のいない場所で、しっかりと助言することもあります。</p>
<p>どの学生に対しても言えることですが、<strong>学生に威圧感を与えない</strong>ように。</p>
<p><strong>指導したい内容が素直に学生に入っていくように</strong>気をつけています。</p>
<p>そして、<span class="marker-red"><strong>一度患者さんに不快感を与えてしまうと、関係がギクシャクしたり嫌悪感を抱かれる原因にもなります。</strong></span></p>
<p><span class="marker-red"><strong>学生自身のパーソナルスペースが狭い場合には、注意が必要</strong></span>です。</p>
<h3>パーソナルスペースが広い傾向の学生への支援</h3>
<p>パーソナルスペースが広い学生は、基本的に人と接するときの距離感が遠いです。</p>
<p>パーソナルスペースが広い学生の特徴としては、</p>
<ul>
<li>神経質</li>
<li>内向的な性格</li>
<li>自分に自信がない</li>
<li>人見知り</li>
<li>集団行動が苦手</li>
</ul>
<p>つまり、自分に自信がなく、すぐに他人と比べてしまうので、自分を守るために警戒心が強くなりがちです。</p>
<p>気軽に他人とコミュニケーションを取れないため、実習中の行動も消極的に見えます。</p>
<p>しかし、患者さんや看護師さんと接する時には、相手のことをよく考えて、慎重に言葉を選びながら会話をすることができます。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>〇〇さん、あなたの思っていることや考えを患者さんにお伝えする時に、その距離感でうまく伝わりそうかな？</p>
</div>
</div>
<p>「〇〇さん、頑張って患者さんのところに行っていたね。患者さんはおおらかな方だから、もっと側に行って、大きめな声で話しかけても失礼ではないと思うよ。」</p>
<p>「〇〇さん、そんなに心配そうで気にかけているのに、あなたの方から患者さんにアプローチしなかったら、わかっていただけないかもしれないよ。先生と一緒なら、勇気が出せそうかな？」</p>
<p>「〇〇さん、患者さんのことが気になっているみたいだね。先生も気になるから、一緒に患者さんのところに行ってみてもいいかな。」</p>
<p>などと、学生によって。患者さんによって。また、状況によって。</p>
<p>助言する内容や、言い方、助言する場所にも配慮します。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>パーソナルスペースが狭い学生とは違い、他の学生や看護師さんの前では助言しません。</strong></span></p>
<p>自分に自信がなく、他人と比べられるのを嫌がる傾向があるからです。</p>
<p>関わり方に自信がない、関わり方がわからないのであれば、教員がモデルを示す。</p>
<p>そして、学生と一緒に患者さんと会話をしてみる。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>学生の優しさや頑張りを大切にして、出来ていることを認めながら、少しずつ自信をつけてもらう。</strong></span></p>
<p>時間をかけた丁寧な支援が必要になると思います。</p>
<h3>パーソナルスペースは、あくまでも目安です。</h3>
<p>学生と患者さんふたりともパーソナルスペースが狭ければ、学生が学生が近くにいても患者さんは不快に思わないかもしれません。逆に、少し距離を取っていただけで、他人行儀な学生だと思われるかもしれません。</p>
<p>いずれにしても、患者さんとの関係性ができていない時期は、言葉だけでなく、表情や態度なども同時に確認しながら関わることが大切です。</p>
<p>また、パーソナルスペースは、性別による傾向もあります。</p>
<p>性別で考えた場合、一般的に男性より女性の方がパーソナルスペースは狭いと言われています。</p>
<p>女性は男性よりスキンシップやコミュニケーションを好み、人との関係性を築くのも上手な傾向があります。</p>
<p>女性にとって普通の距離感でも、男性にとっては近いと感じるかもしれないということです。</p>
<p>また、看護学生は、女性がまだまだ多いです。</p>
<p>男性の看護学生も増えてきましたが、男性の看護学生に抵抗感のある患者さんもいらっしゃいます。</p>
<p>患者さんのパーソナルスペースに、不用意に踏み込んでしまうと、</p>
<ul>
<li>嫌い・苦手だと思われる</li>
<li>セクハラになってしまう可能性がある</li>
<li>人間関係のトラブルに発展する可能性がある</li>
<li>好意があると思われる</li>
</ul>
<p>という恐れもあります。</p>
<p>初めての実習。</p>
<p>患者さんと良好な関係を築いていくためには、同じことを繰り返さないことが重要です。</p>
<p>何度も不用意にパーソナルスペースに入り込むと、嫌悪感を抱かれてしまうこともあり、実習で関わりにくくなってしまいます。</p>
<p>患者さん、学生にも、距離感が近い人や遠い人がそれぞれ存在しますが、特にパーソナルスペースが広い方との距離感には配慮が必要だと考えます。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>担当する患者さんとコミュニケーションを取り、看護の対象を理解する実習です。</p>
<p>臨床で働いている看護師さんは、「学生さんは、一人の患者さんとじっくりと関われてうらやましい。」と思われるかもしれませんが。</p>
<p>学生からしてみると、自分とは違う時代を生きてこられた患者さんを理解するのはとても難しく。</p>
<p>また、患者さんに自分（学生）を受け入れてもらうためには、自分自身とも向き合わなければならず。</p>
<p>とても苦しい思いをする学生もいます。</p>
<p>ですが、毎回の実習で、しっかりと患者さんと向き合い、自分自身とも向き合うことができれば、自分自身の理解も進み、一人の人間として着実に成長することができます。</p>
<p>そして、看護師らしい考え方が少しずつ身に付き、実習が楽しくなってきます。</p>
<p>「患者さんと話す話題を考えておこう」とか、</p>
<p>「患者さんに好印象を与えるためには・・」などの、小手先の対応ではなく。</p>
<p>（そういうことも大切ですが。）</p>
<p>一人の人間として、看護学生として、一人の人間である患者さんと向き合う、コミュニケーションの本質となる部分を、体験から丁寧に学んでもらうことも大切にしていきたいですね。</p>
<p>患者さんとの距離感の指導だけで、今回は終わってしまいました。</p>
<p>次回は、患者さんとコミュニケーションを取るときの位置関係について、解説したいと思います。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>その29：基礎看護実習　患者さんとのコミュニケーション指導②</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Feb 2023 05:30:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護教員にこの実習指導の実際]]></category>
		<category><![CDATA[1年生]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[基礎看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[実習初日]]></category>
		<category><![CDATA[実習指導者]]></category>
		<category><![CDATA[対象理解]]></category>
		<category><![CDATA[指導案]]></category>
		<category><![CDATA[看護]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護教員]]></category>
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					<description><![CDATA[基礎看護実習、初日の指導案を解説します。 基本設定は、 基礎看護実習１（7日間） 実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る 実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション 　　　　　看護師と共に、看護援助を体験す [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>基礎看護実習、初日の指導案を解説します。</h2>
<p>基本設定は、</p>
<div class="info-box">
<p style="color: #333333;"><strong>基礎看護実習１（7日間）</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション</strong></p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;"><strong>　　　　　看護師と共に、看護援助を体験する</strong></p>
<p><span style="color: #333333;"><strong>実習時間：8時30分～16時30分（昼休憩1時間）</strong></span></p>
</div>
<p>です。</p>
<p><span style="color: #333333;">それぞれの看護学校や大学によって、先生方の考え方によって、実習での指導方法は様々だと思います。</span></p>
<p>これは、<span class="marker-under-red"><strong>教員にこが、10年間実習指導を続けてきた中での、</strong></span><span class="marker-under-red"><strong>私なりの工夫が盛り込まれた指導方法</strong></span>です。</p>
<p>私自身の失敗や体験に基づいたものなので、参考までに、ということで、お願いいたします。</p>
<p>私が大事だと考えている以外にも、大切なことがあるかもしれませんが。</p>
<p>私の学びを看護教員や看護師さん、実習指導者の皆さんと共有でき、お役に立てたら嬉しいです。</p>
<h2>学生が担当患者さんと向き合う姿勢の指導案</h2>
<p>学生が担当する患者さんに挨拶をした後の会話が大切なのですが。</p>
<p>ほとんどの学生は、</p>
<p>「人見知りで、人との会話に自信がありません。」</p>
<p>「初対面の相手との会話は、とても緊張します。」など、</p>
<p>初対面の患者さんとの会話に、不安や苦手意識を感じています。</p>
<p><span class="marker-under-red"><strong>初対面の会話の難しさは、「お互いを知らないこと」</strong></span>にあります。</p>
<p>一度でも会ったことがある人や親しい人であれば、お互いに相手の情報を少しは把握していますし、その人に合った配慮ができます。</p>
<p>ですが、初対面ではお互いのことを良く知らないため、まずは探り合いから始まるわけです。</p>
<p>また、ほとんどの人は、初対面の人に「良く見られたい、思われたい」「できれば好かれたい」と無意識に思うものです。</p>
<p>そうすると、いつもの自分より良く見せようとし、無理して空回りするという残念な結果に。</p>
<p>そのような経験をしてしまうと、「初対面での会話は難しい」という＂苦手意識＂が、ずっとついて回ることになります。</p>
<p>とはいえ、人との出会いは全て「初対面」から始まります。</p>
<p>学生の会話の苦手意識を少しでも減らし、学生にとっても患者さんにとっても、いい出会いにしたいですよね。</p>
<p>一体どうすればいいのでしょうか。</p>
<h2>そもそも、なぜ学生は患者さんとコミュニケーションをとらないといけないの？</h2>
<p>答え：「看護の対象を理解するため」です。看護を学ぶために実習しているのですから。（笑）</p>
<p>そして、ゆくゆくは看護の対象である患者さんを理解して、看護を実践するためです。</p>
<p>そのための最初の一歩として、また、今回の実習目標を達成するための手段の一つとして、患者さんとのコミュニケーションがあるわけです。</p>
<p>看護の対象を理解するためには、コミュニケーション以外にも、カルテからの情報収集、援助を通しての情報収集が必要です。また、患者さんのご家族や、看護師・多職種の方からの情報も重要になります。</p>
<div class="danger-box">
<p style="color: #333333;"><strong>対象理解のための情報収集はどこから？</strong></p>
<ul style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">
<li>患者さんとのコミュニケーション</li>
<li>カルテからの情報収集（身体的・精神的・社会的状況、治療内容、訴えなど）</li>
<li>援助を通して（清潔ケア、バイタルサイン測定、検査、治療など）</li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;">患者さんのご家族や多職種から（看護師、医師、薬剤師、栄養士、理学療法士など）</li>
</ul>
</div>
<p>様々な手段で情報を得ることができますが。</p>
<p>患者さんとのコミュニケーションでなければ得られない情報があるから、患者さんを理解することができないから、コミュニケーションが重要になるのです。</p>
<h2>患者さんを理解するとは？（対象理解とは？）</h2>
<p>「看護」は、「人を看る」ことです。</p>
<p>「人を看る」ということを、看護師さんは常日頃から意識しています。</p>
<p>「人を看る」ということは、「病気」をみるのではなく「病気になった方のこれまでの背景とこれからの人生」についても、患者さんやそのご家族とともに一緒に考えていくことが求められる、ということです。</p>
<p>病気を診るのは「医師」の仕事です。</p>
<p>看護師は、病気への対処だけではなく、患者さんの全体像を捉え、退院後の生活も見据えて関わっていく必要があります。</p>
<div class="danger-box">
<p style="color: #333333;">「看護」の定義</p>
<p style="color: #333333;">『看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体のことです。</p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれており、また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者･保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割です。』（ICN：国際看護協会）</p>
</div>
<p>つまり、<strong>看護の対象者がどんな環境や健康状態であっても社会生活へ戻れるように多職種と協力しながら、心身のケアをしたり、対象者の代弁者としての役割を果たすことが看護には求められる</strong>、ということです。</p>
<p>看護の対象は、病院に入院している患者さんだけではありません。</p>
<p>病気をもっている人が、病気を克服する、あるいは悪化しないようにする。</p>
<p>病気をもっていても、生き生きとした社会生活が送れる。</p>
<p>「死」に直面する人が、安らかに過ごせる。</p>
<p>健康な人が、健康を維持する、あるいはもっと健康になれるようにする。</p>
<p>このようなことを、<span style="font-size: 18px;"><strong><span class="marker-red">その人の立場に立ってあらゆる年令・立場の人を対象に援助するのが、看護</span></strong></span>です。</p>
<p>そうだとしたら。</p>
<p>カルテからの情報だけでは、<span style="font-size: 18px;"><strong><span class="marker-red">その人の立場に立って援助（看護）</span></strong></span><strong style="font-size: 18px;"><span class="marker-red">す</span></strong><strong style="font-size: 18px;"><span class="marker-red">ることはできません。</span></strong></p>
<p>患者さんと向き合い、コミュニケーションを通して、<strong>患者さんの立場を理解していかなければなりません。</strong></p>
<p>看護学生は、20歳前後の方が多いと思います。</p>
<p>その20歳前後の学生が、患者さんの立場を理解しなければならないのです。</p>
<p>基礎看護実習なので、成人期から老年期の患者さんを担当すると思いますが、20歳前後の学生が、自分の倍以上を生きてきた患者さんの立場を理解しなければならないのです。</p>
<p style="margin-bottom: 0px;">しかも、病気と闘っている患者さんです。大変な学習内容だとおもいませんか？</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>皆さんは、ヘレン・ケラーを知っていますか？</p>
<p>「三重苦を背負った奇跡の人」です。</p>
<p>様々な伝記、自叙伝がありますので、ご一読をお勧めします。</p>
<p>世界の貧困や差別、病気や障害に苦しむ人々を救済し、障害教育や福祉の発展に尽力した壮絶な人生を歩まれた方です。</p>
<p>著明な方であれば、書物などでその方の人生や価値観などが分かります。</p>
<p>しかし、学生の目の前にいる患者さんには、自叙伝はありません。カルテにも詳細はありません。</p>
<p>学生が、自分の力で患者さんの人生や価値観を紐解いていかなければならないのです。</p>
</div>
</div>
<h2>患者さんのことがわからないからこそ、知ろう・わかろうとする「相手に向き合う姿勢」を大切にする。</h2>
<p>学生は、初対面の患者さんに対してどのようにコミュニケーションを図ればよいのかわかりません。</p>
<ul>
<li>会話をすることが患者さんの負担になるのではないか</li>
<li>質問されても何も答えられず沈黙してしまうのではないか</li>
<li>返答を間違うことで患者さんの不安を増大させてしまうのではないか</li>
</ul>
<p>などの思いがあるからです。</p>
<p>でも、1年生ならではの強みもあります。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>「患者さんのために、何かしたい。頑張りたいという素直で優しい気持ちが強い</strong><strong>」</strong></span><strong>ということです。</strong></p>
<p>その優しさを、素直に患者さんに向けてコミュニケーションを図ってもらいたいのです。</p>
<p>患者さんのために、学生ができることをするためには、患者さんを理解しなければなりません。</p>
<p>でも、前述したとおり、患者さんの人生や価値観を理解することは、大変なことです。</p>
<p>そのため、「患者さんを理解する」ことの基本として、<span class="marker-red"><strong>「相手を理解することは不可能である」という前提</strong></span>を置きながらも。</p>
<p><span class="marker-red"><span style="font-size: 18px;"><strong>わからないからこそ、知ろう・わかろうとする 「相手に向きあう姿勢」を大切にしてほしいのです。</strong></span>初めての実習だからこそ、患者さんに向き合う姿勢を大事に育んでほしい</span>と思いますし、努力してほしいと考えます。</p>
<p>その<span class="marker-red"><span style="font-size: 18px;"><strong>知ろう・わかろうとする 「相手に向きあう姿勢」</strong></span></span>は、心の中で思っているだけでは患者さんに伝わりません。</p>
<p>勇気をだして、言葉や態度で示していく必要があります。</p>
<p>学生の思いや優しさを素直に患者さんに届けるためには、コミュニケーション上のポイントをいくつかおさえる必要があります。</p>
<p>それらについて、解説したいと思います。</p>
<h2>「相手に向き合う姿勢」の基本</h2>
<h3>常に笑顔で接すること</h3>
<p>笑顔というのは人の心を癒すのに最も効果的な方法です。</p>
<p>“もらい笑い”という言葉が存在するように、笑顔の人を見ると自然と心が穏やかになり、不安が取り除かれるだけでなく、物事を前向きに考えられるようになります。</p>
<p>反対に、強張った表情や険悪な表情はマイナスの作用を相手に伝えてしまい、気分の低下や消極性を生み出してしまいます。</p>
<p>そのため、常に笑顔で接することが大切です。</p>
<h3>穏やかな声で話すこと</h3>
<p>もらい笑顔と同様に、声の調子も相手に作用します。</p>
<p>看護師さんが患者さんに声をかける時の様子を思い出してみてください。</p>
<p>患者さんの症状や心の状態に合わせて、穏やかな声で話しかけていると思いませんか。</p>
<p>声が高いと快活、声が低いと陰鬱な印象を与えます。</p>
<p>また、話すスピードが早いと興奮、話すスピードが遅いと冷静な印象を与えます。</p>
<p>声が相手の耳に心地よく届くよう、患者さんの反応を見ながら。</p>
<p>声の高低が丁度よい穏やかな調子で、ゆっくりと話すよう心掛けてください。</p>
<h3>親身になって傾聴すること</h3>
<p>親身になって傾聴することで、相手は「ちゃんと自分の話を聞いてくれている」と安心します。</p>
<p>傾聴は、患者さんを知ろう・わかろうとする態度の表現でもあります。</p>
<p>患者さんの思いを知り、様々な情報を得るためにも役立つため、患者さんの症状や疲労感などに配慮しながら、心を患者さんに向けて傾聴するようにしましょう。</p>
<h3>いかなる場面でも冷静に</h3>
<p>人は仕草や表情の変化、声の調子などに敏感で、無意識的に反応します。</p>
<p>患者さん本人や患者さんの周りで緊急を要する事態が発生した際に、慌てた行動をみせてしまうと、患者さんは不安になってしまいます。</p>
<p>学生にとっての緊急事態は、滅多にないと思いますが。</p>
<p>学生カンファレンスの時間が迫っている、看護師さんへの報告の時間が迫っているなど、いかなる場面においても冷静に行動するよう心掛けてください。</p>
<h3>十分に説明をすること</h3>
<p>援助の目的や方法など、患者さんに十分に説明することも非常に大切です。</p>
<p>患者さんは、学生よりも自分の疾病や治療について念入りに調べ、知識を持っている場合があります。</p>
<p>学生なりに誠意をもって学習し、納得のいく説明がなければ、患者さんは学生に対して不信感を抱くかもしれません。</p>
<p>コミュニケーションを円滑に図るためにも、可能な範囲で十分に説明を行ってください。</p>
<p>また、看護師さんや教員に相談して説明内容を確認したり、説明が難しい時には看護師さんや教員に付き添ってもらうなど、患者さんに分かりやすく説明することが大切です。</p>
<h2>一番重要！学生が患者さんの一番困っていること・つらいこと・不安なことを知り、何とかしたいと行動できるよう支援すること。</h2>
<p>学生は健康な方と向き合うのではなく、何らかの病気で治療のために入院されている患者さんと向き合っています。</p>
<p>患者さんは、療養生活を送るうえで、以下のような困りごと、つらさ、不安を抱えていることが予測されます。</p>
<div class="warning-box">
<p><strong>療養生活を送る患者さんの困りごと、つらさ、不安</strong></p>
<ul style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;">
<li>病気による症状や治療に伴う症状</li>
<li>日常生活動作が思うようにできない</li>
<li>予後に対する不安</li>
<li>療養環境に対する不満（プライバシーなど）</li>
<li>家族や友人から離れ、孤独感がある</li>
<li>家族の日常生活への気がかり</li>
<li>経済的な不安</li>
<li>医療者に対する不満</li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;">仕事上の気がかり、趣味などに取り組めない　　　など。</li>
</ul>
</div>
<p>学生の、「<span class="marker-red"><strong>患者さんのために、何かしたい。頑張りたいという素直で優しい気持ち</strong></span>」と。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>「患者さんをしろう・わかろうとする姿勢</strong></span><strong><span class="marker-red">」</span></strong>を別々に考えるのではなく。</p>
<p><strong><span class="marker-red">それぞれを活かしあえるような支援・指導</span></strong>を、指導者さんや教員のみなさんにはお願いしたいと思います。</p>
<p>看護師は、患者さんの一番つらいところ、困っていること、不安に寄り添える存在です。</p>
<p>1年生であったとしても、患者さんの一番つらいところに寄り添える看護学生であってほしいと思います。</p>
<p>学生が、担当患者さんの趣味やお孫さんへの思いを知ることができたとしても。</p>
<p>「排泄だけは、最期まで自分の力で行いたい」という、患者さんの尊厳・生き方に関わるような「ねがい」や「つらさ」に気づけなかったとしたら、どうでしょうか。</p>
<p>「看護の対象を理解する」という、実習目標が達成できたといえるでしょうか。</p>
<p>初めての実習ですし、今回は援助の実践を求められていませんが。</p>
<p>患者さんとのコミュニケーションを通して、「排泄だけは、最期まで自分の力で行いたい」という、思いを学生が知ることができたら。</p>
<p>看護師さんに報告したり、教員に相談したり、学生カンファレンスの中で話し合うことができます。</p>
<p>そして、患者さんの「排泄だけは、最期まで自分の力で行いたい」という思いに対して、学生主体での援助はできないかもしれませんが。</p>
<p>看護師さんが、患者さんの思いや学生の思いを汲みとって看護計画に活かしてくださるはずです。</p>
<p>学生自身が、</p>
<p><span style="font-size: 18px;"><strong><span class="marker-red">知識や技術が未熟であったとしても、患者さんのために、私にもできることがある。</span></strong></span></p>
<p><span style="font-size: 18px;"><strong><span class="marker-red">看護チームの一員としてやれることがある。</span></strong></span></p>
<p>と思えることが大切です。</p>
<p>また、このような過程（患者さんから情報を得て看護師に報告・相談し、看護師がその情報をもとに看護計画を追加修正して実践する。）を経験することが、実習目標でもある、「看護の実際を知る」ことにもつながります。</p>
<p>このように、患者さんと誠実に関わり、体験を通して得た学びは一生の宝物になります。</p>
<p>また、看護師になるというモチベーションの向上にもつながります。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>患者さんに対するコミュニケーションを苦手とするのは、学生だけでなく経験を重ねた看護師にも言えることです。</p>
<p>特に、ターミナル期の患者さんに対応が難しい質問を投げかけられた時や、不安によって患者さんから罵声を浴びせられた時など、しばしば悩まされます。</p>
<p>看護におけるコミュニケーションは、一生を通して学び続ける必要があります。</p>
<p>しかし、患者さんを怖がっていては、患者さんの本当のつらさをわかることができず、必要な看護ができません。</p>
<p>勇気をもって、患者さんと関わっていけるように学生を育てていきたいですね。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>学生によくあるのが、患者さんとのコミュニケーションの本来の目的を忘れてしまうことです。</p>
<p>患者さんのところにお話に行き、</p>
<p>「担当した患者さんがお話好きな方で、長い時間、お話しできた。良かった。」</p>
<p>「趣味の話とか、ペットの話とか、色々な話題で盛り上がった。」</p>
<p>と、学生は笑顔で報告に来てくれます。</p>
<p>実習の最初の方はそれでいいのですが、</p>
<p>「患者さんに受け入れてもらえた。」</p>
<p>「好印象を持ってもらえたと感じる。」など、</p>
<p>関係性の構築や関係性の維持に視点があたりすぎてしまう学生がいます。</p>
<p>患者さんとの関係性を築くことも重要ですが、患者さんを理解し、得られた情報を看護の実践に活かすことが看護師には求められます。</p>
<p>この考え方を、学生にも少しずつ身につけてもらわなければいけません。</p>
<p>「患者さんと話す話題がなくなった。」</p>
<p>「お話しに行っても、沈黙が続くようになって気まずい。」</p>
<p>と言う学生は、いませんか？</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
</div>
<p>今回は、「学生が担当患者さんに向き合う姿勢の指導案」の解説でした。</p>
<p>私の経験が、新任の先生方や指導者さん、看護師さんのお役に立てたら幸いです。</p>
<p>これからも長くなりそうです。</p>
<p>日頃、新任の先生方にお伝えできていなかったことを、解説できるようにしたいと思っています。</p>
<p>よろしくどうぞ、お付き合いください。</p>
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		<title>その28：基礎看護実習　患者さんとのコミュニケーション指導①</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Feb 2023 12:15:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護教員にこの実習指導の実際]]></category>
		<category><![CDATA[1年生]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[基礎看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[実習初日]]></category>
		<category><![CDATA[実習指導者]]></category>
		<category><![CDATA[患者]]></category>
		<category><![CDATA[指導案]]></category>
		<category><![CDATA[挨拶]]></category>
		<category><![CDATA[振り返り]]></category>
		<category><![CDATA[気づき]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護教員]]></category>
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					<description><![CDATA[基礎看護実習、初日の指導案を解説します。 基本設定は、 基礎看護実習１（7日間） 実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る 実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション 　　　　　看護師と共に、看護援助を体験す [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>基礎看護実習、初日の指導案を解説します。</h2>
<p>基本設定は、</p>
<div class="info-box">
<p style="color: #333333;"><strong>基礎看護実習１（7日間）</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習目標：看護の対象を理解し、看護の実際を知る</strong></p>
<p style="color: #333333;"><strong>実習内容：担当する患者さんとのコミュニケーション</strong></p>
<p style="margin-bottom: 1.8em; color: #333333;"><strong>　　　　　看護師と共に、看護援助を体験する</strong></p>
<p><span style="color: #333333;"><strong>実習時間：8時30分～16時30分（昼休憩1時間）</strong></span></p>
</div>
<p>です。</p>
<p><span style="color: #333333;">それぞれの看護学校や大学によって、先生方の考え方によって、実習での指導方法は様々だと思います。</span></p>
<p>これは、<span class="marker-under-red"><strong>教員にこが、10年間実習指導を続けてきた中での、</strong></span><span class="marker-under-red"><strong>私なりの工夫が盛り込まれた指導方法</strong></span>です。</p>
<p>私自身の失敗や体験に基づいたものなので、参考までに、ということで、お願いいたします。</p>
<p>私が大事だと考えている以外にも、大切なことがあるかもしれませんが。</p>
<p>私の学びを看護教員や看護師さん、実習指導者の皆さんと共有でき、お役に立てたら嬉しいです。</p>
<h2>学生が担当患者さんに初めて出会う場面の指導案</h2>
<p>学生が初めて自分の担当患者さんに出会う場面です。</p>
<p>学生は、自分の担当患者さんがどのような方なのか、実際にお会いするまで大変緊張しています。</p>
<p>無口な方だったらどうしよう。</p>
<p>笑顔で挨拶を返してくださると、安心するな。</p>
<p>症状で辛そうだったらどうしよう。などなど。</p>
<p>様々な不安や期待を持ちながら、挨拶にいきます。</p>
<p>勇気があり、「行ってきます！！」と気合いをいれていく学生もいますが。</p>
<p>ナースステーションから出ても、廊下でずっとウロウロしている学生もいます。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p><span style="font-size: 16px;"><strong>私は、1年生の初めての実習では、必ず学生と一緒に患者さんのところに挨拶に行くようにしています。</strong></span></p>
</div>
</div>
<p>それは、なぜか。</p>
<p><span class="marker-under-red">学生と患者さんとの<strong>初めての出会いの状況を確認</strong>し、学生と患者さんが<strong>関係性を築けるよう支援する</strong>ため</span>です。</p>
<p>また、<span class="marker-under-red"><strong>患者さんとのコミュニケーションを、学生にどのように学ばせていけばよいのか、情報収集する</strong>ため</span>でもあります。</p>
<p>看護学校の先生方や、指導者さん、看護師さん達から、そこまで支援しないとダメですか？甘すぎるんじゃあないですか？</p>
<p>と、言われそうですが、患者さんのためにも、学生のためにも、私が一緒に行って挨拶したほうがいいなと思うようになったので、そうしています。（笑）</p>
<p>実は、<span class="marker-under-red">学生が担当患者さんに初めて挨拶に行く前に、私はすでに、仕込みをしています。</span></p>
<p>どんな仕込みかというと、</p>
<p><span class="marker-red"><strong>学生よりも先に、学生の担当患者さんに、教員として挨拶をしてくる</strong></span>ことです。</p>
<p>そんな事？と思われるかもしれませんね。</p>
<p>実習指導者さんやベテランの看護師さんは、日々患者さん達と接しているので、</p>
<p>「この患者さんならこんな風に学生さんと接してくれるだろうな。」とか、</p>
<p>「この時期には、化学療法の副作用も落ち着いてきて、学生さんともお話しできそうかな。」など。</p>
<p>対象理解ができているので、患者さんの身体的状況や生活状況、価値観などもふまえ、1年生に合わせた患者さんの選定をしてくださいます。</p>
<p>指導者さんは、患者さんと学生がどのようなコミュニケーションを取りそうか、ある程度の予測ができているのです。（と、私は感じています。）</p>
<p>しかし、私は学生のコミュニケーションの傾向は予測できますが、患者さんについては、実習指導者さんから得た情報でしかわかりません。</p>
<p>臨床の看護師さんのコミュニケーションスキルは、とても高いです。</p>
<p>その高いコミュニケーションスキルを持った看護師さんの「学生さんも、大丈夫ですよ。」は、良い意味で期待してはいけないことを、数々の失敗から学びました。（笑）</p>
<p>なので、学生よりも一足先に学生の担当患者さんのところに行き、教員として挨拶をします。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>おはようございます。</p>
<p>〇〇看護学校の教員のにこと申します。</p>
<p>今日から〇日まで、1年生の実習でお世話になります。</p>
<p>このあと、学生の△△が挨拶に来ると思います。</p>
<p>学生は、初めての実習で緊張していると思いますが、よろしくお願いいたします。</p>
</div>
</div>
<p>まずは、（時間もないので、）通り一遍の挨拶をするのみですが、実際にベッドサイドにいき、患者さんの顔を見て挨拶すると、指導者さんからいただいた情報に加えて、様々なことを観察し、感じることができます。</p>
<p>指導者さんから、「優しいおばあちゃんだから、大丈夫だと思いますよ。」</p>
<p>と言われていても、実際に患者さんのところに行ってみると、</p>
<p><strong>Aさん：ベッド周りが整然と整っていて、とても几帳面な方</strong>なのかな。</p>
<p><strong>Bさん：普通の声の大きさでは気づいてくれず、かなり大きな声で、耳元で話さないと聞こえない</strong>方なのだな。</p>
<p>ということがわかりました。</p>
<p>学生の挨拶の様子を、少し離れたところから見守っていると、</p>
<p>Aさんに対して：学生は緊張のためにベッド周りの様子が目に入らず、Aさんに近づくためにオーバーテーブルを動かしたのですが、元気な挨拶のあと、オーバーテーブルを元の位置に戻さずにベッドを離れました。（Aさんが自分で元の位置に戻していました。）</p>
<p>Bさんに対して：学生が「失礼します。」と声をかけましたが、Bさんの反応がありませんでした。学生は、もう一度「失礼します。」と声をかけましたが、やはり反応はありませんでした。学生は、私に「Bさんは眠っているようだったので、またあとで挨拶に行きたいと思います。」と言いました。</p>
<p>患者さんとのコミュニケーションで、1年生によくある場面ですし、取り上げるほどでもないと思われるかもしれませんが、それぞれの担当学生にとっては、とても大切な学びの場面です。</p>
<p>このまま、私が学生に何もアプローチしないと、</p>
<p>Aさんに挨拶した学生は、「緊張したけど、きちんと挨拶ができた。」・・よかった。という思いを抱いて終わり。</p>
<p>Bさんに挨拶した学生は、頻回に訪室し、Bさんが起きるまで様子をうかがうことになります。</p>
<p><span class="marker-under-red">Aさんは几帳面かも、Bさんは耳が遠いかも、という<strong>教員の気づきのように、</strong></span><span class="marker-red"><strong>学生も学生なりに自分自身で気づけるように、意図的に教員が介入しなければなりません。</strong></span></p>
<p>学生に対するアプローチ方法は様々だと思います。</p>
<p>それこそ、学生の性格や態度、成績や学習量、実習への意気込みなどを様々に考慮する必要があるのかもしれませんが。</p>
<p>実習生一人ひとりに熟考していたら、時間が足りません。</p>
<p>なので、私は手っ取り早く、Aさんを担当していた学生には、このように尋ねました。</p>
<h3><span style="font-size: 16px;">患者さんに挨拶できたか、何を言われたか、</span>何に気づいたか確認する。</h3>
<div class="warning-box">
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 79.5938px; max-width: 86%;">
<p>患者さんに挨拶できた？</p>
<p>なんて言われた？</p>
</div>
</div>
<p>です。普通・・・ですよね。</p>
<p>Aさんの担当学生は、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-14 sbs-stn sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/d6056a246fe6eebbd47d06e268624a29.png" alt="" width="1240" height="1157" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 81.5938px; max-width: 86%;">
<p>よろしくねっていわれました。</p>
<p>良かったです。</p>
</div>
</div>
<p>よかったね。。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 50.7969px; max-width: 86%;">
<p><strong>挨拶に行って、何か、気がついたことあるかな？</strong></p>
</div>
</div>
<p>という問いに対して、<span class="marker-under-red"><strong>どんな答えが学生から返ってきてもいい</strong></span>のですが、</p>
<p>学生：「緊張していて、何も気がつかなかったです。」</p>
<p>➡　では、次に訪室する時は、どんなことを観察する？（もしくは、何を知りたい？）</p>
<p>学生：「寝ていらしたのに、起き上がってくださいました。」</p>
<p>➡　どんなふうに起き上がったのかな？柵につかまったの？腹筋をつかって？</p>
<p>学生：「髪型が整っていました。きちんとしていました。」</p>
<p>➡　いつも、整っているのかな。おしゃれな方ってこと？</p>
</div>
<p>ここまでのやりとりが、<span class="marker">Aさんを担当する学生への、患者さんとのコミュニケーションの指導案</span>になります。</p>
<p>学生は、このままだと「元気に挨拶できて良かった。」といった満足感で終わってしまうかもしれません。</p>
<p>でも、<strong>挨拶もコミュニケーションの重要な要素</strong>です。</p>
<p>そして、看護学生として実習に行き、患者さんを担当させていただきます。</p>
<p>今回の実習目標は、「看護の対象を理解し、看護の実際を知る」</p>
<p>実習内容は、「担当する患者さんとのコミュニケーションと、看護師と共に、看護援助を体験する」でした。</p>
<p><strong>患者さんとのコミュニケーションも看護援助（技術）</strong>ですし、患者さんとの<strong>コミュニケーションからも看護の対象を理解</strong>しなければなりません。</p>
<p>「元気に挨拶できて良かった。」で終わってしまっては困るのです。</p>
<p>「元気に挨拶できてよかった。」で終わってしまう学生は、実習目標が意識できていない場合がほとんどです。</p>
<p>（ほとんどの学生が、緊張で意識できなくなっていますが。）</p>
<p>実習目標である、対象理解を意識させるようなアプローチが必要です。（上記の指導案のような。）</p>
<p>また、私が<strong>気がついたことを学生に気づかせるのではなく</strong>。</p>
<p>私が<strong>気がついたことを学生に教えるのではなく</strong>。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>学生が気がついたこと、感じたこと、考えたことを広げたり深めたりできるような介入</strong></span>が重要ポイントです。</p>
<p>私が気づいたことを教えるのは簡単です。</p>
<p>でも、「Aさんはベッド周囲が整理されていることから、几帳面な方かもしれない。」という内容は、学生にとって一つの情報になってしまいます。</p>
<p>学生が自分の力でつかみ取った情報ではありません。</p>
<p>また、自分が苦労して得た情報ではないので、応用が利きません。</p>
<p>せっかく患者さんを担当しているのですから、学生には自分自身の力で一つひとつ情報を得ながら、対象理解を深めていってほしいのです。</p>
<h3>教員が患者さんに挨拶している様子を学生に見てもらう。</h3>
<div class="warning-box">
<p style="color: #333333;">Bさんを担当する学生に、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf" style="color: #333333;">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 79.5938px; max-width: 86%;">
<p>一緒にBさんのところに挨拶に行こうか。</p>
<p>私から声をかけてみてもいいかな？</p>
</div>
</div>
<p style="color: #333333;">と、声をかけ、<strong>「気がついたことがあったら、あとで教えてもらっていいかな。」</strong>と伝えておきます。</p>
<p style="color: #333333;">そして、Bさんを担当する学生の前で、Bさんに挨拶します。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 165.984px; max-width: 86%;">
<p>Bさん、Bさん。</p>
<p>おはようございます。</p>
<p>先ほども挨拶させていただきました、看護学校の教員のにこです。</p>
<p>担当する学生と一緒に挨拶に来ました。</p>
<p>今、お時間を頂いてもよろしいですか。</p>
</div>
</div>
<p>そして、学生にもBさんに挨拶をしてもらいます。</p>
<p>Bさんとの会話が落ち着いたところで、学生とともに病室を後にします</p>
<p>学生とともにナースステーションで、振り返りをします。</p>
<div class="speech-wrap sb-id-7 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/f3773f7c31961ae2b393556b17fecc89-e1641010466198.png" alt="教員にこ" width="321" height="321" /></figure>
<div class="speech-name">教員にこ</div>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 79.5938px; max-width: 86%;">
<p>しっかりと挨拶ができましたね。会話もできて良かったですね。</p>
<p>先生の挨拶や、Bさんとのやり取りをみて、気がついたことがあったら教えてくれる？</p>
</div>
</div>
<p>学生は、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-10 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/30936833773c6cd026a56536ca1ebef2-1-e1641007447617.png" alt="" width="498" height="498" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 165.984px; max-width: 86%;">
<p>先生が挨拶した時、最初の「Bさん」は普通の声の大きさでしたが、2回目の「Bさん」は、少し声が大きくなっていました。</p>
<p>また、2回目の時は、Bさんの手のあたりを触りながら、耳に近いところで声をかけていました。</p>
<p>ゆっくりとお話されていました。</p>
</div>
</div>
<p>学生は、「気がついたことがあったら、あとで教えてもらっていいかな。」という指示を守り、注意深く観察できていたようです。</p>
<p>私は、「最初にあなたが訪室したときは、Bさん、眠っているみたいって言っていたけど、今はどう思う？」</p>
<p>と、学生にたずねると、</p>
<p>「もしかしたら、聞こえていなかったのかもしれません。」</p>
<p>と、学生は言います。</p>
<p>「今度、Bさんとお話しする時には、どんな工夫ができそうかな？」</p>
<p>と聞くと、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-10 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person" style="width: 98.1562px;">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" style="width: 98.1562px;" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/30936833773c6cd026a56536ca1ebef2-1-e1641007447617.png" alt="" width="498" height="498" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon" style="height: 108.391px; max-width: 86%;">
<p>もう少し、大きな声で、近いところから声をおかけしたいと思います。</p>
<p>びっくりさせてしまうといけないので、最初は様子を見ながら、声の大きさを加減したいと思います。</p>
</div>
</div>
<p>なるほど。学生は、教員のBさんへのアプローチやBさんの様子から、自分の力で様々な気づきを得たようです。</p>
<p>そして、コミュニケーションの工夫を考えることができました。</p>
</div>
<p>ここまでのやりとりが、Bさんを担当する学生への患者さんとのコミュニケーションの指導案になります。</p>
<p>なぜ、このような指導案になったかというと、</p>
<p>私がBさんに挨拶にいき、Bさんが耳が遠い方だということを体験を通して知っていたということ。</p>
<p>（どのくらいの位置から、どのくらいの声の大きさで話しかけるといいのか。声だけでなく、体に少し触れた方が、声が聞こえる方向がわかり、安心するようだ。など。）</p>
<p>また、Bさんを担当する学生のアプローチの仕方を実際に見ていたからです。</p>
<p>（学生は、小さめの声で、「失礼します。」と、2回言っただけでした。）</p>
<p>私は、<span class="marker-red"><strong>学生にコミュニケーションの1つのモデルを示し、学生自身が自分のアプローチとの違いに気づけるように支援</strong></span>しました。</p>
<p>あとは、学生の頑張りを支援するのみです。</p>
<h3>看護師さんが患者さんに挨拶している様子を、教員と学生が一緒に見学する。</h3>
<p>先ほどは、教員にこが患者さんと挨拶をしてモデルを示しました。</p>
<p>今度は、看護師さんにモデルになっていただきます。</p>
<p>看護師さんには、「モデルになってください」とはお伝えしません。</p>
<p>「看護師さんの、患者さんとのコミュニケーションの様子を見学させてください。」とお伝えし、バイタルサイン測定の時など、看護師さんが患者さんのところに伺う時に、一緒についていきます。</p>
<p>やはり、私も教員になって長いので、苦手な疾患の患者さんとか、私が看護師として働いていた時には行っていなかった新しい治療を受けている患者さんが、学生の担当患者さんになった時には、学生と同じく、</p>
<p>「大丈夫かなぁ。お話し、出来るかなあ。」と不安になるのです。（苦笑）</p>
<p>そんな時には、私も学生と同じように、看護師さんに相談したり協力を得るわけです。</p>
<p>学生よりも人生経験が長い分、使えるものは使うし、図太いのです。</p>
<p>そして、看護師さんと患者さんのコミュニケーションの様子を学生と一緒に見させていただき、気づいたことや学ばせてもらったことを、自分の頭の中でどんどん整理していきます。</p>
<p>私は、あとでメモに書きだします。</p>
<p>そして、ナースステーションに戻ってきたら、学生とやり取りします。</p>
<p>Aさん、Bさんの担当学生とのやりとりと同じです。</p>
<p><span class="marker-red"><strong>学生が気がついたこと、感じたこと、考えたことを広げたり深めたりできるような介入をしていきます。</strong></span></p>
<p>もしかしたら、学生には少しの気づきしかないかもしれませんが、それでいいんです。</p>
<p>患者さんへの挨拶の場面です。実習は始まったばかり。</p>
<p>やっと学生と患者さんが出会ったばかりで、私が学生にしたことと言えば、学生が患者さんと話しやすくするきっかけを作ったぐらいです。</p>
<p>これから学生が患者さんともっとお話をするようになってから、<strong>必要な時に、私自身の気づきを活用</strong>すればいいのです。</p>
<p>緊張している学生が学び取れる内容は限られています。</p>
<p>初日からあれもこれも学ばせたくなりますが、学生個々の様子を見ながらでいいと思います。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、「学生が担当患者さんに初めて出会う場面の指導案」の解説でした。</p>
<p>学生時代に出会った患者さんのことは、ずっと覚えているものですよね。</p>
<p>学生の患者さんとの出会いの場面を大切にしたいと思いますし、良い学びにつながってほしいと願っています。</p>
<p>学生の実習記録をみただけではよくわからなくても、実際に学生と患者さんとのやり取りをみてみると、なぜ会話が続かないのか、関係性が深まっていかないのかがわかります。</p>
<p>年を重ねたせいなのか、客観的に見ているからなのか、実習指導を10年続けているせいなのか。</p>
<p>私の経験が、新任の先生方や指導者さん、看護師さんのお役に立てたら幸いです。</p>
<p>これからも長くなりそうな気配ですが、日頃、ゆっくりお伝えできていなかったことを、解説できるようにしたいと思っています。</p>
<p>よろしくどうぞ、お付き合いください。</p>
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		<title>その10：1年生の初めての実習指導　実習指導者との打ち合わせ内容④</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 19 Dec 2022 12:15:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護教員にこの実習指導の実際]]></category>
		<category><![CDATA[1年生]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[実習指導者]]></category>
		<category><![CDATA[患者、スケジュール]]></category>
		<category><![CDATA[打ち合わせ]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>
		<category><![CDATA[看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[看護実践]]></category>
		<category><![CDATA[看護教員]]></category>
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					<description><![CDATA[看護実習の指導の準備。1年生は念入りに。 今回、指導者さんとの打ち合わせ内容の、 初めての担当患者さんは、会話できる方が理想。 教員の実習スケジュールを、指導者さんも把握する。 について、お伝えしたいと思います。 学生が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>看護実習の指導の準備。1年生は念入りに。</h2>
<p>今回、指導者さんとの打ち合わせ内容の、</p>
<ul>
<li>初めての担当患者さんは、会話できる方が理想。</li>
<li>教員の実習スケジュールを、指導者さんも把握する。</li>
</ul>
<p>について、お伝えしたいと思います。</p>
<p>学生が安全に、様々な学びを実習で得るためには、準備が重要です。</p>
<p>私が大事だな、と思っていることの1つひとつが、</p>
<p>私自身の失敗や、体験に基づいたものです。</p>
<p>私が大事だと考えている以外にも、必要なことはあるかもしれませんが。</p>
<p>私の気づきを看護教員や看護師さん、実習指導者の皆さんと共有でき、お役に立てたら嬉しいです。</p>
<p>学生さんも大歓迎です。</p>
<h2>1年生の初めての実習指導　実習指導者さんとの打ち合わせ内容</h2>
<h3>初めての担当患者さんは、会話ができる方が理想。</h3>
<p>私が30年前に看護学生だった時、初めて担当した患者さんは、肝臓がんの患者さんでした。</p>
<p>終末期に近く、腹水が著明で、呼吸をするのも、体を動かすのも辛そうでした。</p>
<p>寡黙な患者さんでしたが、私は、患者さんが会話をすることでさえも苦痛なのではないかと思い、</p>
<p>辛そうにしている患者さんのところに行くのが怖くて、</p>
<p>患者さんの顔色をうかがい、いつもナースステーションにいるような学生でした。</p>
<p>30年近く前の事ですが、今でも覚えていますし、後悔しています。</p>
<p>何で患者さんの側にいてあげなかったんだろうって。</p>
<p>体をさすったり、安楽な体位を整えたり、足浴したり。</p>
<p>今だったら、色々とやりたい「看護」が思いつくのに。</p>
<p>なぜ、<span class="marker-red"><strong>勇気をだして、「何が一番お辛いですか。」と、</strong></span></p>
<p><span class="marker-red"><strong>声をかけられなかった</strong></span>のだろう。会話ができなかったのだろう。</p>
<p>30年前の私は、患者さんのところに行くのが怖かったし、</p>
<p><span class="marker-red">「怖い」と思ってしまっていることを、</span></p>
<p><span class="marker-red">患者さんとの会話がままならないことを、誰にも相談できずにいました。</span></p>
<p>祖父母がいて、両親がいて、3人兄弟、7人家族だった私でも、</p>
<p>病状が重い患者さんの考えていることが想像できず、まったく関わることができていませんでした。</p>
<p>いまは、昔と違って、様々な生活スタイルや家族の形があります。患者さんの生き方も多様です。</p>
<p>学生の家族も、核家族であったり、一人親であったり、兄弟夫婦と生活していたり。</p>
<p>様々な家族の形のなかで学生は生活していますが、</p>
<p>学生は「今を生きる」自分に精一杯です。</p>
<p>（若者は、皆そうだと思いますが。）</p>
<p>学生は、高齢の方々（高齢な方でなかったとしても）の人生や生活、</p>
<p>多様な生き方に思いをよせるということが難しいです。</p>
<p>ベテランの看護師さんにもなると、ベッドサイドに置いてある写真やカレンダー、</p>
<p>手帳や雑誌、几帳面に整理されている状況から。</p>
<p>また、何気ない患者さんのと会話の中から、患者さんの価値観や信念、</p>
<p>その患者さんの人生、思いを、察することができるかもしれません。</p>
<p>しかし、学生は、患者さんと会話をしていたとしていても、看護師さんと同じように、</p>
<p>患者さんの言葉に込められた、患者さんの何十年分もの人生の重みや、</p>
<p>患者さんの価値観を理解するのは、とても難しいです。</p>
<p>それはそうです。</p>
<p>学生の人生経験は、20年ほどですから。</p>
<p>私がいつも指導者さんにお願いしていることは、</p>
<p>「会話ができる患者さんを、1年生に担当させてほしい。」ということです。</p>
<p>看護が必要な方は、どんな人で、どんな思いで療養しているのか。</p>
<p>まずは、会話でのコミュニケ―ションをしっかりと取り、</p>
<p><span class="marker-red"><strong>患者さんと向き合う姿勢</strong></span>を培ってほしいと、考えています。</p>
<p>最初から、言語的コミュニケーションだけでなく、非言語的コミュニケーションも駆使して、</p>
<p>患者さんを理解してほしいと、そんな高度な事を求めているわけではないのです。</p>
<p>学生が、</p>
<div class="speech-wrap sb-id-3 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/1a1e494c023424fa650a4b918ee8af17-e1641014094122.png" alt="" width="330" height="330" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p><strong>あなたの辛い事は何ですか。</strong></p>
<p><strong>その辛いことに寄り添いたいんです。</strong></p>
<p><strong>私に何かできることはありませんか。</strong></p>
</div>
</div>
<p>と、つらい思いをされている患者さんを目の前にしたときに、</p>
<p>患者さんとしっかり向き合って、自分の思いを伝えられる学生に成長してほしいのです。</p>
<p>患者さんの思いを理解しようと、<span class="marker-red"><strong>患者さんのために勇気を出せる</strong></span>学生になってほしい。</p>
<p>30年前の私のように、患者さんと向き合うのが怖くて、</p>
<p>言い訳をしながら、ナースステーションにいるような看護学生になってほしくない。</p>
<p>そんな私のねがいもあります。</p>
<p>もちろん、患者さんとの会話がかみ合わなかったり、</p>
<p>時には「来ないでほしい。」と言われてしまったり、</p>
<p>「孫のようだ」と、患者さんにかわいがられたり。</p>
<p>患者さんとの様々な出会いやコミュニケーションが生まれると思うのですが。</p>
<p>うまくいったこと、いかなかったこと。</p>
<p>嬉しかったこと、辛かったこと。</p>
<p>悲しかったこと、悔しかったことを。</p>
<p>自分だけで抱え込むのではなく、実習グループ全員で共有して、</p>
<p>みんなで、その患者さんにとって必要な、大切なコミュニケーションを考えられれば。</p>
<p>そして、何か一つでも、患者さんとの関わりに活かすことができれば。</p>
<p>それが、その学生の財産になり、</p>
<p>その学生が大切にしたい「看護」につながっていくと思います。</p>
<h3>教員の実習スケジュールを、指導者さんも把握する。</h3>
<p>実習指導者さんの中には、経験が豊かな方もいれば、今回が初めてという方もいます。</p>
<p>今回が初めての実習指導者さんと打ち合わせをすると、</p>
<p>「学校の先生って、学生が夏休みの時、何をしているんですか。先生方も夏休みですか？夜勤もなくて、いいですね。」</p>
<p>と、必ず言われます。</p>
<p>答えは、NOです。誤解があります。</p>
<p>しっかりと、普通に学生の夏休み中も働いています。</p>
<p>そして、夜勤はありませんが、持ち帰りの仕事がたくさんあります。（泣）</p>
<p>看護教員の仕事を、きちんと理解されている看護師さんや指導者さんは、ほぼいません。</p>
<p>なので、看護師さんや、指導者さんは、学生が実習中にトラブルを起こしても、</p>
<p>「連絡をすれば、暇な先生がすぐに駆け付けてくれる。」と、思われているふしがあります。</p>
<p>でも、答えは、NOです。暇な先生はいません。</p>
<p>私の場合は、3年の実習生を6名指導担当していたとしても、3年生全体の担任でしたから、出欠状況の確認や、様々な連絡事項などのやりとりをしたり。</p>
<p>ホームルームの運営や、自治会とのやり取りもしていました。</p>
<p>また、保健担当でもあったので、全校生200名ほどの健康診断や予防接種状況の把握、健康状態に問題がありそうな学生のフォローなどもしていました。</p>
<p>また、講義も複数担当していたので、1・2年生に90分授業を1日に2回実施したり。</p>
<p>合間をぬって、会議に参加したり。</p>
<p>その上で、実習指導に病院施設にいっていました。</p>
<p>なので、授業中に、実習場から連絡が来ることもたびたびあり。</p>
<p>これは、きちんと臨床の看護師さんや指導者さんに理解してもらわないと、</p>
<p>本当に大変な事態になった時に、誰も対応ができない、と危機感を覚えた次第です。</p>
<p>（時には、誰も手が離せる人がいなくて、副校長に臨床まで行ってもらったこともあったりしました。）</p>
<p>私の場合、自分の勤務状況だけでなく（日勤、遅番、早番など）、</p>
<p>何時から何時まで実習場に行けるのか、スケージュール表を指導者さんや病棟の科長さんに、</p>
<p>お渡ししていました。</p>
<p>また、実習グループのリーダーにもスケジュール表を渡し、何か報告・連絡・相談があるときには、</p>
<p>緊急性を指導者さんと相談しながら行動するように指示していました。</p>
<p>このようなやりとりをするようになってから、授業中に呼び出されることがなくなりました。（笑）</p>
<p>学生に、教員をうまく活用して、患者さんに実施したい看護を考えてください。</p>
<p>と、いったら。</p>
<p>次の日には、私のスケジュールをうまく活用してくださり。</p>
<p>私は、学生の患者さんの足浴を3回続けて、見守ることになりました。（笑）</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>今回は、指導者さんとの打ち合わせ内容の</p>
<ul>
<li>初めての担当患者さんは、会話できる方が理想。</li>
<li>教員の実習スケジュールを、指導者さんも把握する。</li>
</ul>
<p>の解説をしました。</p>
<p>これで、終了予定でしたが、肝心の「学生個々の状況についての共有」</p>
<p>について、解説が抜けていました。次回、解説したいと思います。</p>
<p>とにかく、大事なのは準備です。</p>
<p>学生がのびのびと実習できるための環境づくり、支援をしたいですね。</p>
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		<item>
		<title>摘便の思い出　―患者さんの苦痛に心から寄り添うこと―　</title>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 25 May 2022 04:58:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新人看護師・看護学生にもできる優しい援助]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[信頼関係]]></category>
		<category><![CDATA[寄り添う]]></category>
		<category><![CDATA[排泄ケア]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護師]]></category>
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					<description><![CDATA[排泄の援助は難しいですよね。誰しもが「死ぬまで誰の世話にならずに自分で行いたい」という望みを持っているからです。排泄のタイミングや方法など、個人に合わせた方法で介助を行うことができれば、スッキリと排泄でき満足が得られるで [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>排泄の援助は難しいですよね。誰しもが「死ぬまで誰の世話にならずに自分で行いたい」という望みを持っているからです。排泄のタイミングや方法など、個人に合わせた方法で介助を行うことができれば、スッキリと排泄でき満足が得られるでしょう。しかし、寝たきりの患者さんとなると、排泄に他者の手を借りねばならず、身体的・精神的苦痛を伴うことが多くなります。看護師は患者さんとの信頼関係を築いた上で、患者さんの人としての尊厳を守るための配慮を十分に行う必要があります。また、<span class="marker"><strong>患者さんの苦痛に心から寄り添うこと</strong></span>が重要です。</p>
<div id="af">
<div class="list-check"></div>
</div>
<div class="blank-box sticky st-green"><span style="font-size: 18px;"><strong>エピソード：摘便の思い出　―患者さんの苦痛に心から寄り添うこと―</strong></span></div>
<p>看護学生の時に、今泉さんという70代の男性を受け持たせていただきました。慢性呼吸不全の患者さんで、気管切開をしており、人工呼吸器を装着していました。喉から気道までを切開し、穴が塞がらないように気管カニューレという管を入れ、そこに人工呼吸器を装着しているので、声を出すことができません。しかし、意識ははっきりしていました。言葉での会話はできませんでしたが、アイコンタクトやジェスチャー、筆談などを用いながらコミュニケーションをとることができました。寝たきりで寝返りを打つことができない今泉さんは、日常生活動作に全介助が必要でした。</p>
<p>学生の頃の私は、人工呼吸器がついている方とどのように接したらよいのか分からず、声をかけるのも、体を触るのにも戸惑いました。さらに、骨ばった体で、いつも怒った表情をしていて（怒っているように見えて）、接するのが怖かったのを覚えています。私は技術力がないにもかかわらず、几帳面でマイペースだったため、何をするにも時間がかかりました。今泉さんのやせ細った腕で血圧を一回で測ることができず、測りなおそうとすると、「ぺちっ」と手を叩かれました。今泉さんの顔を見てみると、声は聞こえないのですが、「ちっ」と、舌打ちをしているような気がして、余計に焦ってしまいます。それでも、「もう一度血圧を測らせてください」と頭を下げながら、何とか血圧を測らせてもらうような日々でした。はっきり言って、実習が苦痛で仕方がありませんでした。</p>
<p>あるとき、看護師さんと今泉さんのオムツ交換の援助に入らせていただきました。オムツを開けてみると、良い硬さのまとまった形の便が中等量でていました。私は、とても嬉しくなってしまいました。なぜなら、いつもはコロコロの便を少量しか自力で出せず、看護師さんが摘便をしていたからです。摘便とは、便の貯留があり、自然排便ができない患者さんに対して、肛門から指を入れて便を用手的に排出するケアです。その摘便の処置の際は、決まって私が今泉さんの側臥位を保持し、看護師さんが処置を行なっていました。私は体位保持をしながら今泉さんの表情を見るのですが、いつも声にならない悲鳴を上げていて、毎回、本当に辛そうでした。私は「もう少しで終わりますよ。」と声をかけるのがやっとでした。でも、その日はとても良い便がでていました。今泉さんの顔を見るとスッキリとしているような表情に見えました。（眉間にしわを寄せていましたが。）</p>
<p>私はいつも便を出すのに苦しんでいた今泉さんを知っていたので、<span class="marker"><strong>本当に嬉しくなってしまいました。</strong></span>そして、あろうことか便がでたオムツを取り外し、<span class="marker"><strong>「こんなに良い便がでましたよ。スッキリしてよかったですね。」と、今泉さん本人に便を見せた</strong></span>のです。今泉さんは目を丸くしていました。今泉さんは寝たきりなので、よく見えるようにと思い、オムツを傾けました。すると、あろうことか、便が今泉さんのお腹の上に落ちてしまいました。・・・やってしまった。調子に乗り過ぎたと思いました。今泉さんは、絶対に怒っている。やばい。やばい。と思いながら恐る恐る今泉さんを見ると、・・<span class="marker"><strong>満面の笑顔</strong></span>でした。声は出ないのですが、大爆笑していました。（人工呼吸器がピーピーなっていました。）</p>
<p>看護師さんの怖い視線を受けながら、今泉さんに平謝りし、手袋をした手で便をお腹の上からすくい取りました。（今でもあの時の便の温かさを覚えています。）そのあとは必死に腹部を清拭し、病衣を着てもらい、部屋を後にしました。看護師さんにもの凄く怒られましたが、私は怒られたことよりも、今泉さんの大爆笑している顔がなんとも嬉しくて、嬉しくて仕方がありませんでした。</p>
<p>20年以上前の出来事ですが、いまだによく覚えています。20年前は、このことがきっかけで今泉さんに近づくことができ、仲良くなれて嬉しいという思いでしたが、今は認識が変わりました。その出来事までの私は、恐々と腫れ物を触るように今泉さんに接していました。<strong><span class="marker-under">嫌われないように、怒られないようにと思っていました。今泉さんに私はどのように思われているのかを気にしていた</span></strong>のだと思います。しかし、この場面では、<span class="marker"><strong>今泉さんにとって辛い事に注目し、何が重要なのか（痛みを伴わずに自分の力だけでスッキリと排泄できたこと）の本質を感じ取り、患者さんの苦痛に心から寄り添うことができていた</strong></span>のだと教員になってから気づきました。便がでてよかった。嬉しいという気持ちをしっかりと今泉さんに伝えることができました。患者さんのことを思ってのとっさの行動でしたが、今泉さんの心に私の思いが届いたのだと思います。</p>
<div class="success-box"><span style="font-size: 18px;"><strong>まとめ</strong></span></div>
<p>患者さん中心の看護、患者さんに寄り添う看護、個別性のある看護。言葉で表現するのは簡単ですが、<span class="marker"><strong>人と誠実に向き合うことや、自分の思いを相手に伝えることは、とても勇気がいる</strong></span>ことです。でも、<strong><span class="marker">患者さんにとって何が大切なのかを常に考え、あきらめずに行動するという姿勢が信頼関係の構築につながる</span></strong>のだと思います。看護は1人で行うものではありません。チーム内で、実習グループ内で、その患者さんにとって何が大切なのかを相談し確認しながら、日々看護を実践していきたいですね。</p>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>看護実習で患者さんと会話するのが苦手な学生さん。効果的な解決策、「聴く力」を高めよう！</title>
		<link>https://nursing-t-niko.com/listen-carefully/</link>
					<comments>https://nursing-t-niko.com/listen-carefully/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Jan 2022 09:59:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護実習を乗り切る方法]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[会話]]></category>
		<category><![CDATA[傾聴]]></category>
		<category><![CDATA[患者]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護実習]]></category>
		<category><![CDATA[苦手]]></category>
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					<description><![CDATA[ナースステーションでグループメンバーの学生や教員と会話しているときには、特に問題なく話せているのに、患者さんの前に行くと緊張して話せなくなってしまう学生さんがいます。「コミュニケーションが苦手」と学生さんが言う場合、“な [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ナースステーションでグループメンバーの学生や教員と会話しているときには、特に問題なく話せているのに、<span class="marker"><strong>患者さんの前に行くと緊張して話せなくなってしまう</strong></span>学生さんがいます。「コミュニケーションが苦手」と学生さんが言う場合、<span class="marker"><strong>“なかなか自分から話せない”“話題を見つけられない”ということを、「コミュニケーションが苦手」と表現している</strong></span>ことが多いように感じます。</p>
<p>そこで、<span class="marker" style="font-size: 20px;"><strong>「積極的に聴く」</strong></span>ことについて、お伝えしたいと思います。</p>
<p>“話せない”のに、“聴く”こと？と不思議に思うかもしれませんが、<span class="marker"><strong>“自分から何か話さなければならない”と、緊張しているときは、患者さんの言っていること、訴えていることに注意を払えていない</strong></span>ことがあります。患者さんのことを理解したいという学生さんの<span class="marker"><strong>優しい気持ちとは裏腹に、聴く姿勢になっていないかもしれません。</strong></span></p>
<div class="memo-box common-icon-box">看護の世界では「傾聴」という言葉をよく見聞します。<span style="font-size: 18px;"><strong>「傾聴」とは、コミュニケーションスキルの一つ</strong></span>です。人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く丁寧に耳を傾けること。自分の聞きたいことを聞くのではなく、<span style="font-size: 18px;"><strong>患者さんが話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に“聴く”こと</strong></span>を指します。それによって患者さんの理解を深めることができます。</div>
<p>患者さんとコミュニケーションをとるとき、<span class="marker"><strong>積極的に「傾聴」を心がけると会話がスムーズになります。</strong></span></p>
<h2>患者さんとの会話が得意になる「聴く」コツ3選</h2>
<h3>患者さんの話に興味を示す</h3>
<p>例えば患者さんが「実は（この薬）のことなんだけど…」と話題を振ったとします。このとき、聴き上手な人は</p>
<div class="speech-wrap sb-id-1 sbs-line sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/8c4ff95dd1e7a5e08c570d04067d1777-e1641019997538.png" alt="学生えり" width="342" height="342" /></figure>
<div class="speech-name">学生えり</div>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>（この薬）のことですね！その薬、気になっていたんです。</p>
</div>
</div>
<p>といったように、<span class="marker"><strong>振られた話題への強い興味を示しながら、患者さんに続きを促しています。</strong></span>つまり、<span class="marker"><strong>”話を聴きたいオーラ”</strong></span>があるということ。確かに誰かと話しているとき、相手が自分の話に興味を持ってくれていると話し手としても嬉しくなりますよね！患者さんがどんな話題を振ってくるにしても、まずは「話したい」と思ってもらわなければ会話が成立しません。<span class="marker"><strong>聴き上手な人は、患者さんが「話したい」と思える雰囲気に持っていくこと</strong></span>が上手です。</p>
<h3>相づちのタイミングを意識する</h3>
<p>学生さんが会話の中でよく行う”相づち”。<span class="marker"><strong>「はい」「そうなんですね」といった相槌を打つことで、患者さんに対して「あなたの話を聞いています」といった意思表示をする</strong></span>ことができます。</p>
<p>相槌を打つときは<strong><span class="marker">タイミングを意識することで、「話を聞いている」ことをアピールしやすく</span>なります。</strong>例えば誰かと話をしているとき、話の途中なのに「そっか」と相槌を打たれたり、もう終わった話題に対して後から「大変だったね」といった遅れた反応をされたら嫌ですよね。話し手としては「本当に聞いてる？」と不安になってしまいます。しっかり患者さんの話に合わせて相槌を打ち、「話を聞いている」ことを伝えましょう。</p>
<h3>相づちのバリエーションを準備する</h3>
<p>上手な相槌には豊かなバリエーションも大切です。学生さんが<span class="marker"><strong>ずっと「はい」「そうですね」しか言わないでいると、何だか機械的な印象を与えてしまいます。</strong></span>「この話はつまらないのかもしれない…」と患者さんの不安を煽ることもあるかもしれません。そこで、相槌のいくつかのバリエーションを準備しておくと安心です！「はい」や「そうなんですね」の他には、次のような相槌がおすすめです。</p>
<ul>
<li>「そうですよね」</li>
<li>「大変でしたね」</li>
<li>「いいですね」</li>
<li>「よかったですね」</li>
<li>「そんな事があったんですね」</li>
<li>「お辛いですね」</li>
</ul>
<h2>患者さんとのコミュニケーションが得意になる相づちの具体例</h2>
<h5>そうですよね</h5>
<p><span style="font-size: 18px;"><strong>　</strong></span><strong>患者さん「入院前は、好きなものを好きな時に食べていたのに！」</strong></p>
<p><strong>　学生「そうですよね。」</strong></p>
<h5>大変でしたね</h5>
<p><strong>　患者さん「手術後、5日間も絶食だったんだよ。」</strong></p>
<p><strong>　学生「えーっ！それは大変でしたね。」</strong></p>
<h5>いいですね</h5>
<p><strong>　患者さん「退院したら、家族全員で温泉旅行に行きたいんだ。」</strong></p>
<p><strong>　学生「いいですね。」</strong></p>
<h5>良かったですね</h5>
<p><strong>　患者さん「先生が検査結果、良かったって。外出許可がでたんです。」</strong></p>
<p><strong>　学生「よかったですね！」</strong></p>
<h5>そんなことがあったんですね</h5>
<p><strong>　患者さん「昨日の夜、急にお腹が痛くなって、動けなくなってしまったのよ」</strong></p>
<p><strong>　学生「えぇ！そんな事があったんですね。」</strong></p>
<h5>お辛いですね</h5>
<p><strong>　患者さん「化学療法で髪の毛が抜けてきてしまって・・。」</strong></p>
<p><strong>　学生「お辛いですね」</strong></p>
<div class="ok-box common-icon-box memo-box">学生さんの<strong>相槌のバリエーションが豊富だと、”患者さんが一方的に話している”という雰囲気から”学生さんがしっかり会話に参加している”という雰囲気に</strong>変わります。</div>
<h2>「聴く」ときに気をつけたいポイント3選</h2>
<h3>返事を射にくい時はおうむ返しをする</h3>
<p>患者さんとの<strong>会話の最中、どんな言葉を返して良いか分からず無言</strong>・・・。<strong>こんなときはおうむ返し</strong>してみましょう。</p>
<p>例えば、患者さんが「○○がとてもつらかった」と話したとします。これに対して、<span class="marker"><strong>どのような返事をしたらよいか分からず無言になってしまうと、逆に患者さんに気をつかわせてしまう</strong></span>ことも。それよりも、<strong><span class="marker">「○○がお辛かったのですね」とオウム返し</span></strong>をした方が、<span class="marker"><strong>患者さんの気持ちに寄り添っている感じ</strong></span>がしませんか？「この人は自分の話を受け止めようとしてくれている」と患者さんも安心できます。</p>
<h3>自分の話とすり替えない</h3>
<p><span class="marker"><strong>会話の中で主導権を握っているのは、基本的に患者さん</strong></span>です。患者さんの話を遮ったり、話題を横取りする形で自分の話をはじめてしまうと、「この人は自分の話しかしない人だ」と思われてしまいます。</p>
<p>例えば友達が話している最中に、</p>
<ul>
<li>「私も似た経験が～」</li>
<li>「でも私ならこうするかな」</li>
<li>「それなら私の方がもっと～」</li>
</ul>
<p>といったように、<span class="marker"><strong>友達の話を自分の話にすり替えてしまう癖のある人は要注意</strong></span>です。人の話を遮って自分の話をしてしまう人が相手だと、「この人は話を聞いてくれないから」と誰も話をしたがらなくなってしまいます。そうなればコミュニケーションにも支障が出てしまいます。患者さんの話を静かに聴ける学生さんには、<span class="marker"><strong>自然と患者さんも「今度はこちらが話を聞く番だ」と話す順番を譲ってくれるように</strong></span>なります。聞き手と話し手は交代で行うものですから、患者さんが話しているときは、聴き手に徹しましょう。</p>
<h3>返事を否定の言葉から始めない</h3>
<p>友達の話に、つい<strong><span class="marker">否定的な言葉ばかりを返してしまう</span></strong>ことはありませんか？</p>
<p>振られた話題に対する返事を、</p>
<ul>
<li><strong>「でも」</strong></li>
<li><strong>「いや」</strong></li>
<li><strong>「だって」</strong></li>
</ul>
<p>のような否定の言葉からしてしまう人は要注意です。聞き上手な人は相手に共感・理解を示すのが上手。つまり否定を示してしまう人は、聞き上手とは真逆にいることになります。</p>
<p><span class="marker"><strong>確かに話の内容によっては、「それはおかしい」と否定したくなることも</strong></span>あります。でも、<span class="marker"><strong>患者さんが話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に“聴く”ためには、踏みとどまりましょう。</strong></span></p>
<p>どんなに<span class="marker"><strong>否定したくなる内容でも、とにかく最初は「はい、そうなんですね」の言葉から</strong></span>始めてみましょう。共感も理解もできなくて良いですから、とにかく最初に否定的な言葉を返すのだけは避けてください。</p>
<p><span class="marker"><strong>どうしても相手を否定すべきときは、まずは肯定的な言葉から始めて、その後から「だけどもしかしたら～」とやんわり意見を言ってみましょう。</strong></span>もちろん、押し付けがましいアドバイスにならないように要注意です。</p>
<div class="blank-box bb-tab bb-point"><strong>患者さんの話を、患者さんの立場に立って、患者さんの気持ちに共感しながら理解しようとする。患者さんの話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。患者さんの話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、患者さんは安心して話ができるようになります。</strong></div>
<p>学生さんが患者さんに対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、わかるために努力する。そのような<strong>誠実な態度</strong>が、患者さんにも伝わり、良好な関係性の構築にもつながると思います。</p>
<p><span class="marker-under-blue" style="font-size: 18px;"><strong>勇気を出して、患者さんとコミュニケーションをとってみましょう。！</strong></span></p>
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		<title>看護実習　看護師への質問、声のかけ方。「アサーション」を活用しよう！</title>
		<link>https://nursing-t-niko.com/assertion-i-message/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[看護教員にこ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Jan 2022 03:17:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[看護実習を乗り切る方法]]></category>
		<category><![CDATA[アイメッセージ]]></category>
		<category><![CDATA[アサーション]]></category>
		<category><![CDATA[コミュニケーション]]></category>
		<category><![CDATA[会話]]></category>
		<category><![CDATA[患者]]></category>
		<category><![CDATA[看護学生]]></category>
		<category><![CDATA[看護実習]]></category>
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					<description><![CDATA[看護実習って緊張しますよね。事前に学習してあったとしても、看護師さんや指導者さんに質問されると、パニックになってしまいます。「どう答えたらいいんだろう。」「今頭に浮かんだことで間違ってないかな。」「頭が真っ白。何を言われ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>看護実習って緊張しますよね。<strong><span class="marker">事前に学習してあったとしても、看護師さんや指導者さんに質問されると、パニックに</span></strong>なってしまいます。<strong>「どう答えたらいいんだろう。」「今頭に浮かんだことで間違ってないかな。」「頭が真っ白。何を言われたんだっけ？」</strong>などなど、考えたり思ったりしているうちに、沈黙が続いてしまいます。今回は、<span class="marker fz-18px"><strong>看護師への質問や声をかけ</strong></span><span style="font-size: 18px;"><strong><span class="marker"><span class="fz-18px">るのに役立つ</span></span><span class="fz-16px">「アサーション」と、</span></strong></span><span class="fz-16px"><strong>「自分のコミュニケーションのくせ別対応策」</strong></span>についてお伝えしたいと思います。</p>
<div class="information-box common-icon-box"><strong>「アサーション」（assertion）</strong>とは、<strong>「自分も相手も大切にする自己表現」</strong>という意味です。よりよい人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、<strong>一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢するのでもなく、相手を尊重しながら、率直に自己の意見を伝えるコミュニケーションスキル</strong>のことを指しています。実習以外の日常生活でも活用できるスキルです。</div>
<h2>アサーションのメリット・効果</h2>
<p>実習に実習に限らず、日常生活でも<span class="marker-under-blue"><strong>「相手に嫌われたくないので、自分の意見をはっきり伝えることができない」</strong></span>学生さん、いるのではないでしょうか。自分が思っている本当の気持ちを我慢することはストレスに繋がり、逆に人間関係を悪化させてしまう可能性があります。自分の意見をうまく相手に伝えられるようになると気持ちの良い関係を築くことができ、ストレスを感じる機会も少なくなるでしょう。</p>
<p>逆に<span class="marker-under-blue"><strong>「いつも強く言ってしまって後で後悔する」</strong></span>という学生さん、いるのではないでしょうか。人は皆それぞれの価値観を持っており、考えていることが異なります。お互いの価値観を尊重して話しができるということは、自分にはない新しい考えを知るチャンスになります。「価値観」の違いと聞くとネガティブに感じてしまいますが、別の視点からの意見を聞くことで新たな発見が得られ、アイデアが生まれやすくなるとも言えます。</p>
<p>実習では、看護師さんや指導者さん、患者さんなど、目上の方と話す機会が多くあります。自分よりも目上の人に対して失礼のない伝え方を習得すれば立場の違う方とも意見交換ができるようになります。</p>
<div class="memo-box common-icon-box">アサーションは、もともと断言・断定・主張という意味を持つ英単語です。1950年代のアメリカで、<strong>自己主張が苦手な人を対象としたカウンセリング手法として、主に心理学の領域で使われました。</strong>その後、1960年代以降のアメリカの公民権運動のなかで、現在のように「相手を尊重し対等な立場で自分の感情や要求を伝えるコミュニケーション」という定義で使われるようになりました。</div>
<h2>コミュニケーションの3つのタイプと具体例　自分はどのタイプなのかを知ろう！</h2>
<p>人にはそれぞれコミュニケーションのくせがあります。<span class="marker-under-red"><strong>「アグレッシブ（攻撃的）」</strong></span>、<strong><span class="marker-under-red">「ノン・アサーティブ（非主張的）」</span></strong>、<span class="marker-under-red"><strong>「アサーション・アサーティブ」</strong></span>の<strong>3つのタイプに分類</strong>されます。それぞれのタイプと具体例を知り、自分のタイプを把握しましょう。</p>
<h3>アグレッシブ（攻撃的）タイプ：相手を大切にしない</h3>
<p>相手の気持ちや立場を配慮せずに、一方的に自分の意見を主張するタイプです。自分を守ろうとする気持ちが強く、反対意見に過剰に反応することが多い傾向があります。</p>
<p>たとえば、いつも課題の提出期限を守らない〇〇さんがいたとします。その〇〇さんが今回も提出期限を守らず課題を提出してきました。そのときに攻撃的タイプであれば</p>
<div class="speech-wrap sb-id-12 sbs-stn sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/02c60bd2d5b2999deadee9d6a59981e7.png" alt="" width="441" height="453" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>なんでまた遅れたの? 何度言ったらわかるのかな！！</p>
</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>と一方的に言ってしまいます。</p>
<h3>ノン・アサーティブ（非主張的）タイプ：自分をたいせつにしない</h3>
<p>対立を避けたい、自分がやった方が早いという気持ちから、言いたいことを伝えられない、なかなかNoが言えないタイプです。</p>
<p>期日を守らない〇〇さんに対して、心の中で</p>
<div class="speech-wrap sb-id-13 sbs-think sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/11157640c259f27194dccf834bd9f0d8-e1641609350771.png" alt="" width="495" height="465" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>仕方がないな。自分がやるしかないか。</p>
</div>
</div>
<p><span style="font-size: 18px;"><span style="font-size: 16px;">と考えて、課題を全部1人でやってしまいます。</span></span></p>
<h3>アサーション・アサーティブタイプ：自他尊重</h3>
<p>相手の立場や気持ちを尊重しながら、自分の気持ちや考えをうまく伝えられるタイプです。</p>
<p>期日を守らない〇〇さんに対して</p>
<div class="speech-wrap sb-id-14 sbs-stn sbp-l sbis-cn cf">
<div class="speech-person">
<figure class="speech-icon"><img decoding="async" loading="lazy" class="speech-icon-image" src="https://nursing-t-niko.com/wp-content/uploads/2022/01/d6056a246fe6eebbd47d06e268624a29.png" alt="" width="1240" height="1157" /></figure>
</div>
<div class="speech-balloon">
<p>遅れが続くのはまずいし、心配しているよ。</p>
</div>
</div>
<p>と伝えたうえで、相手の遅れる理由を丁寧に聞き具体的な解決策を提案していきます。</p>
<div class="blank-box bb-blue">
<p><strong>自分がどんな時にどんなタイプのコミュニケーションをとりがちなのかを知ることは、相手と円滑なコミュニケーションを築く指針となります。<span class="marker-under-blue" style="color: #000000;">自分が無理せず、相手のことも大切に思いながら、思ったことをきちんと主張していく</span></strong>ことができたら、実習でも日常生活でもストレスなく過ごしていくことができますよね。</p>
<p style="margin-bottom: 1.8em;">アサーションはコミュニケーションを取る上でとても重要な要素になります。<span class="marker-under-blue"><strong>学ぶというよりは日常での実践が大切</strong></span>なので、まずはトレーニング内容を意識して過ごすようにしてみてください。円滑な人間関係を築いて、コミュニケーションスキルを高めていきましょう！</p>
</div>
<h2>アサーティブな表現</h2>
<h3>「I（アイ）メッセージ」で嫌な印象を避ける効果が。具体例あり！</h3>
<p><span class="marker"><strong>「I（アイ）メッセージ」とは、自分自身を主語とした表現方法</strong></span>です。<span class="marker"><strong>話しにくい内容や相手を傷つけてしまいそうなことなどは、アイメッセージを使用することで嫌な印象を避ける</strong></span>ことができます。また、<span class="marker"><strong>看護師さんや指導者さん、患者さんなどの目上の方に対して言いにくいことも、伝えやすく</strong></span>なります。</p>
<div class="blank-box bb-green">
<ul style="margin-bottom: 1.8em;">
<li><strong>（私は）○○と考えます</strong></li>
<li><strong>（私は）患者さんに○○の援助を実施予定でしたが、体調が悪そうなので実施してよいか迷っています。</strong></li>
<li><strong>（私は）そう言われると悲しい</strong></li>
<li><strong>（私は）あなたが時間を守ってくれないことに少しイライラしています</strong></li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;"><strong>（私は）報告がなくて心配です</strong></li>
</ul>
</div>
<p>このように<span class="marker-under"><strong>主語を「私」にすると、相手に配慮しながら自分の主張もできる</strong></span>ので柔らかい印象になります。アイメッセージは<span class="marker-under"><strong>自分の感情を相手に伝え、判断は相手に任せる</strong></span>ことになります。「〇〇してほしい！」と相手の行動まで制限をせず、あくまで判断をゆだねている点で相手を尊重したコミュニケーションとなります。</p>
<h3>「YOU（ユー）メッセージ」は強い口調になりがち。具体例あり！</h3>
<p>ユーメッセージとは「あなたは」を主語にして主張する方法です。</p>
<div class="blank-box bb-green">
<ul style="margin-bottom: 1.8em;">
<li>（あなたは）間違っています！</li>
<li>（あなたは）もっとできるでしょ！</li>
<li>（あなたは）遅刻しないでよ！</li>
<li style="margin-bottom: 0.2em;">（あなたは）連絡をこまめにすべきだ！</li>
</ul>
</div>
<p>このように<span class="marker-under"><strong>相手の領域に踏み込んでいくような言葉はYOUメッセージなります。</strong></span>「あなたは…」を主語にすると、<span class="marker-under"><strong>相手の行動を制限することになるので強い口調になりがち</strong></span>です。</p>
<p>「あなたは間違っている」という表現で相手を否定するのではなく、「自分はこう考える」と伝えることで、お互いに意見は違っていても同じ立場で建設的に意見交換することができます。</p>
<div class="blank-box bb-tab bb-point bb-green">実習では、まずは<strong>「I（アイ）メッセージ」で自分の考えを表現</strong>してみましょう。看護師さんや指導者さん、教員は、学生さんの伝えたいこと・考えたことに寄り添ってアドバイスをしてくれると思います。<strong>勇気を出して、アイ・メッセージで伝えてみましょう。</strong></div>
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