- 情報をとってもうまく活用できず、いつも実習で困っている
- 実習記録の記入に活かせる情報の取り方が知りたい
- メモしたことを忘れたり失くしたりしない方法が知りたい
という学生さんは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
実習中、どこに何を書いたか分からなくなります。
メモを取ることはできますが、どこに何を書いたか分からなくなってしまって、結局友達に聞いてしまいます。あとからメモが見つかってがっかりすることもあります。
私は忘れやすいタイプなので、メモを持ち歩くと、どこかに忘れてしまうのではないかと心配です。
特に実習では患者さんの情報を書いたメモを失くしてしまったら・・と思うと、不安でしかたがありません。
実習中、看護師さんに教えてもらったことや、患者さんの情報、実習の予定やカンファレンスの内容など、メモを取るシーンはさまざまだと思います。しかし、メモを取るコツがわからず、メモの場所や内容を忘れてしまったり、一度聞いてメモした内容を再度確認した経験がある人も多いのではないでしょうか。
メモは字を書くのが目的ではなく、情報を忘れないようにしたり頭の中で整理したりするためにとるものです。ルールに沿ってメモを取れば、必ず使える情報になります。頑張って取ったメモを、ぜひ有効活用してください。
効率的に情報収集するコツ
メモ帳は一冊にまとめる
メモ帳を一冊にまとめることで、書いた情報を時系列順に見返せるようになります。また、効率的な情報管理にも繋がり、どこに何を書いたのかがすぐに分かるようになります。
メモ帳を複数冊使ってしまうと、どこに何を書いたか分からなくなることがあります。これでは本末転倒ですので、情報の所在を分かりやすくするためにも、メモは一つにまとめるようにしましょう。
決まった場所に「日付」「題名」を書き、1見開きでまとめる
たとえば左ページの左上に日付、題名を赤字で書き、メモは黒字で見開きにまとめます。そうすると、内容を振り返りたいときに左上だけを見れば探せるようになります。メモの内容が少ないからと、すぐ次の行に書いてしまうと、どこに書いたか探せなくなるので、1つの内容は1見開きと決めましょう。余白には自分のコメントを書いたり清書したり有効活用してください。
色分けして書く
メモの内容はすべて黒で記入し、その後重要なところを赤で囲んだりした線をひいたりします。さらに教員や指導者さんのアドバイスを青で囲むなど、色分けして記入すると一目瞭然になるのでおすすめです。ただし4色以上使うと訳がわからなくなるので気をつけましょう。なお、病棟では鉛筆書きで記載しなければいけないこともあるので、1本はシャープペンシルがあるとよいとおもいます。
教員や指導者からのアドバイスは青で書く。重要なものは赤で書くなど。自分なりのルールを決めて色分けするだけで、情報がわかりやすく、見つかりやすくなります。
できるだけ早く清書する
早く書くほどメモは走り書きになっていき、後で内容を思い出すのが難しくなります。特に複数の患者さんを担当していたり、複数の看護師が担当していたりする場合、どんどん情報が混乱していきます。メモはあくまでもメモとして使い、必要な情報はできるだけ清書して整理するようにしましょう。
自分で書いた字であっても、主語が無かったり、ぐちゃぐちゃの走り書きだと、つぎの日には何についてかいたのかわからなくなっているかもしれません。記憶が新鮮なうちに清書しましょう。
メモ帳はチェーンなどでユニフォームやバッグにつないでおく
何度も聞いていると思いますが、実習に関する情報が書かれている物の置忘れや紛失は厳禁です。落とさないためにも、メモ帳は絶対に手から離さない。話すときは必ずポケットに入れる。そしてチェーンで白衣やバッグに取り付けましょう。コピーを取るときもチェーンをつなげたまま。そしてメモ帳はミシン目の入っていないものを使う。うっかりしやすい人ほど厳重に注意しましょう。常にそのルールを守ることで「うっかり」を「しっかり」防ぐことができます。
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